ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

悪条件下を走る仲間のような

2018-02-04 21:40:15 | RUN
昨日は、青空の午前から午後には暗い雲に覆われ強い雨風、一部みぞれの悪天候になった。
マラソン大会出場1週間前の週末だから、走りに出たかったのに、と残念に思っていた。
ところが、夕方5時頃には雨も風も止んでいた。
だから、1時間くらい、距離にして10kmくらいを走ろうと、外に出た。

昨日も書いたように、東西に伸びる道は雪がよく解けていて、舗道が露出しているところも多い。
この冬よく走っている地下道と旧道をつなぐ歩道は150mほどあるが、細いながら100mくらいは結構雪が解けている。

そこを通る人とは、道をすれ違うとき、どちらか片方が待ってあげる。
昨日は、向こう側から走って来る人がいた。
私同様に走ってトレーニングしている、私より若い人だった。
その人は、私とすれ違うとわかると、雪が解けている道の端に寄った私を見て、なんと雪の中に両足を突っ込んで、私が道を行けるようにしてくれた。
かたじけない、とはこういう時に使う言葉だろう。
ありがとうございます。
と言って、彼の横を通り過ぎた。

地下道は、地下道といっても、トンネルとは違う。
車道と歩道があり、歩道は車道と並んで東西に走っているが、車道ほど深く沈んではいない。
だが、結構傾斜があり、最も低い所から高い所(出口)までは200mの上り坂である。
先週の日曜日も、今回も、高校生の男子が2人、ここでトレーニングしていた。
何度もダッシュを繰り返していたので、陸上短距離の選手たちだろうか。
坂道ダッシュや階段ダッシュなど、工夫しながら行っていた。
いいなあ、と思った。
高校時代に、部活動の時間だけでなく、こうして自分たち二人で工夫しながらトレーニングしている姿。
私がそばを走ると、彼らは、私が走りやすいように何度も道を譲ってくれた。

自分は、この日あった人たちと比べてがんばっていないけれども、こうして「一緒に」がんばって走っている仲間のような気がした。
冬の悪条件の中でもなんとか走ろうとする仲間がいる。
そんな気がして、気持ちよく走れた1時間であった。
コメント
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