今日のスポーツの驚きは、MLBエンゼルスの粘りだった。
エンゼルス3―4アストロズという拮抗した試合は、7回に大きく動いた。
7回表の攻撃で、アストロズは5点を取って、9-3とエンゼルスを突き放した。
ここ12試合で1勝11敗のエンゼルスは、今日もまた勝ちに見放されたな、と思った。
まあ、7回裏には大谷に打順が回るから、それだけは見ることにしようかなんて思って、テレビ中継を見ていた。
すると、大谷の打順の前に2ランが出て9-5と4点差になった。
大谷も続け、と思ったが、三振。
だめだ、こりゃ。
そう思いながらもテレビをつけっ放しにしていたら、その後のバッターがヒットや2本のホームランを打ち、なんとこの回一挙6点を取って、9-9の同点に追いついた。
こりゃ、いけるかもしれないな、と思っていたら、簡単に点を取られるエンゼルス投手陣。
8回表にあっさり2ランを打たれてしまった。
おまけに、9回表にもエラーをきっかけに失点し、12-9と3点差がついてしまった。
9回裏に登板したアストロズの抑えの切り札は、ここしばらくヒットを打たれていないとのこと。
打順は、大谷からの攻撃だが、今日は4打数0安打3三振なので期待できないと思っていた。
しかし、大谷が左中間に33号ホームランを放った。
ここまでの不振が嘘のような一発。
でも、まだ2点差あるから、今日は負けるだろうけど高をくくっていた。
ところがどっこい、エンゼルスは、大谷の後の打者が3連打したのをきっかけに、なんと12-12の同点に追いついたのだ。
日頃淡白なエンゼルスにしては、信じられない粘り腰だった。
結局延長戦になって、互いに無死2塁からの攻撃で始まるタイブレーク制。
表のアストロズの攻撃を0点にしのいだエンゼルスは、期待の大谷が申告敬遠となって1死1,2塁となった。
次打者は、セカンドゴロ。
ああ、ダブルプレーだ~と思ったら、2塁からの送球が悪送球となり、エンゼルスの2塁ランナーが生還。
13-12のサヨナラ勝ちとなった。
いやあ、まさか6点差を同点に追いつくとは思わなかったし、9回にも3点取れるとは思わなかった。
だけど、わからないものだね。
やっぱり、選手たちが試合をあきらめなかったというのが、勝因でしょうね。
そして、9回まで先発メンバーで一人ノーヒットだった大谷がホームランを打ったことで、明らかにムードが変わった試合だった。
大谷の存在は、エンゼルスというチームで、間違いなく大きい影響力があるのだなあ。
ファンやチームの期待に応えて活躍するのだから、やっぱりすごいよ。
エンゼルスは、今日負けていたら、後半戦2連敗となり、一気に落ちていくところだった。
それを踏み止まったのは大きい。
けが人が多くても、たくさん点を取られても、まだ自分たちはやれる、自分たちには力がある、と思える試合になったのだから。
明日以降の、大谷とエンゼルスの活躍がさらに楽しみになったよ。
それにしても、エンゼルスのメンバー、バントうまくないねえ…。