6年前に、種を拾ってきて、まいてみたニゲラ(クロタネソウ)。
毎年咲いてくれるのだが、ここ1,2年はあまり大きくならなくなった。
ほとんどの植物と同じように、同じ場所ばかりだと、大きく育たないようだ。
だから、プランターに移し替えて育てるようにはしている。
それはともかく、5月、少し小さめだったけど、今年もきれいに咲いてくれた。
5月に花が咲き始め、2か月後の今、黒い種が取れるようになった。
その変容ぶりは見ていて楽しい。
15枚の写真で追っていってみる。
1 つぼみができた。
2 花が開き始めた。このままでも十分美しいと思う。
3 花はふた重のようになっている。
4 中央からおしべやめしべらしきものがどんどん出てくる。
5 めしべの頭の方から触角のように何本か伸びていくものがある。
6 その先端が丸まって曲がっていく。
7 花びらの上に、なんだか王冠が乗っているみたいだ。
8 なんだかごちゃごちゃしているが不思議な美を感じる。
9 その花が終わると、花びらが落ちて、中心部分がふくらんでいく。
10 中心部分が丸くふくらんで、見たさまがなんとなく、ベールに包まれたカッパのよう!?
11 表面に茶色い色がついてくる。
12 やがて触角のような部分やベールのような部分が枯れてくる。
13 枯れた姿は、おじいちゃんのイメージ!?
14 黒いしみのようなものがぽつぽつとまだらに出て、見た目が悪い。
15 それを割ってみると、ごまのようだがそれより小さな種がとれる。まさに、「クロタネソウ」の名前のとおりだ。
こんなふうに、変容をずうっと見ているのが楽しい花だね。
今年も、咲いてくれて、楽しませてくれて、ありがとう。