アルビレックス新潟を応援する者として、うれしいデータ記事を見た。
それは、ファウル数の少なさだ。
第20節を終えた時点で、J1リーグ18クラブのうち、1試合当たりのファウル数が最も少なかったのは、アルビレックス新潟だった。
その数は、1試合当たり9.4回。
2位はセレッソ大阪と浦和レッズの同9.7回。
4位がヴィッセル神戸の10.1回。
5位には、横浜F・マリノスとサガン鳥栖の11.1回。
最も多かったのが、京都サンガの15.5回。
また、警告数の最少は、セレッソ大阪の16。
2位が浦和レッズの22。
3位は、24で、アルビレックス新潟、横浜F・マリノス、サガン鳥栖、コンサドーレ札幌が並んだ。
最多が、横浜FCの37となっている。
そして、レッドカードの数は、名古屋グランパス、サンフレッチェ広島、アビスパ福岡の3チームが未だ0である。
次が、新潟などの6チームの1である。
新潟のファウル数最少をどう見るか?
相手に対して、当たりが弱いなどと考える人もいるかもしれない。
でも、私は、これはやっぱり誇らしい。
新潟のホーム戦試合前には、毎回、オーロラビジョンに「ビッグSMILEスタジアム!世界に誇るスタジアムを一緒につくろう!」の映像が流れる。
4人の選手が参加し呼びかけている姿は、とても凛々しく見える。
なかでも、今だと秋山選手が訴えている部分が好きだ。
今回のデータは、ピッチ上にこの精神がしっかりと現れていることを示している。
どんな手を使ってでも勝とうとするのは、見苦しさを感じる。
そういうチームは、ファウル数も多い。
アルビの場合は、技術で相手をかわしたりボール奪取したりすることをよしとしている。
試合の中で、どうしてもファウルをせざるを得ない場面もないわけではないから、ファウルも起こってしまう。
だが、まずは自らの技術で勝負しようとしているのが、新潟なのだ。
その姿は、頼もしい。
きっとこれから、さらに技術を向上させることによって、順位も上がっていくに違いない。
ただ、明日の戦いは厳しい。
昨日の朝4時にバスで富山から帰ってきて、もう今日は札幌に飛んでいる。
そして、明日13時からのアウェイ札幌戦。
十分休む暇がないままの試合だ。
だけど、アルビらしく堂々と戦ってくれることを期待したい。
Visca Albirex !!!