毎月埼玉で除草作業を行っているが、一年中で最も草が伸びているのが、7月だ。
この時期は、梅雨で伸び放題に伸びた感じだ。
除草せずにいた年、草丈が3mほどにもなっていて驚いたことがあった。
だから、特に7月は除草せずにはいられない。
だが、草丈も70~80cmになっていて、なかなか手強い。
刈り払い機を使っているけれど、伸びた7月の草たちはたくましく対応してくる。
あるものたちは、簡単に倒れる。
簡単に倒れるが、倒れて刈られなかった後は、また上に伸びていく。
あるものたちは、簡単に刈られる。
簡単に刈られるが、刈られた後からまた新たな茎が生えて伸びていく。
あるものたちは、つる性の身をほかの植物に巻き付かせ、刈られて一緒に倒されるが、倒れた植物に隠れて生き残ろうとする。
実にたくましい。
それを、一見無表情に刈り払っていく私。
だけど、たくましく生き残ろうとする植物たちの姿に、静かな感動を覚えていた。