国立決戦。
名古屋のホームゲームではあったが、新潟からも1万人が駆けつけたとか。
入場者数は、5万7千人。
試合は負けたけど、DAZNでの映像を見る限り、新潟はがんばっていたと思う。
映像は真実を見せているからいいのだが、今回は、解説者のF氏の解説が固執していてひどかった。
特に、前半、新潟が攻め込んでいったときに、田上選手がシュートを打った後、相手の足を踏んでしまった場面のことだ。
それをF氏は、「ひどいですね。下を向いてわざと足を踏んでいます。」とか「僕個人としては退場でいいと思います」と、何度も言っていた。
本当にそうか?
田上選手は、着地するとき、相手の足が目に入ったけど、なるべく踏まないように足と足の間に着地するように気をつけたのだ。
だけど、それがうまくいかずに相手の足の一部を踏んでしまったのだ。
田上選手の性格や、踏んでしまった後の心配そうな顔を見ていれば、そのくらいわかりそうなものだけど、F氏は「あれはわざとやった。退場でいい」の一点張り。
本当にわざとやったのなら、衝撃の強いかかとから足を下ろすはず。田上選手はそうはしていないぞ。
踏まないように足の間をねらって着地しようといるじゃないか。
また、F氏は、新潟が攻め込んでも、「GKが危ないシーンがないから、全然怖くない」などというようなことをのたまふ。
解説者なら、新潟の攻めは、もっとこうするべき、と具体的な方法を語るとかしなくてはいけないはずなのに。
とにかく名古屋礼賛一辺倒。
ゲームが終わってからも、ずうっとそう。
聞いていて、公平性を欠き非常にいやな解説だったから、最後まで見ずに消した。
何か新潟にうらみでもあるのじゃないか、と思わせるようで不愉快だった。
まあ、今を去ること23年前、F氏の所属していたチームがJ2落ちしていたときに、新潟市陸上競技場での試合で、新潟に1-6で大敗したことがあったっけ。
帰りのバスにはあの熱狂的なサポーターから、卵をぶつけられたした、というできごともあった。
その試合で、F氏は先発メンバーであり、1ゴールも挙げられなかった。
ひょっとして、まだトラウマになっているのか?
だから、あんな偏った解説になっていたのか?
…まさか…ねえ。
でも、そんな風にしか思えないほど、ひどい解説だった。
それにしても、われわれ新潟を応援する者は、田上選手の人間性を知っているから、あの行為は、偶然の産物だ、悪くないと彼を信じることができる。
だが、F氏の解説を信じた人は、田上選手に対して相当ひどい偏見をもつだろう。
何かそんな方向に進みそうで非常に嫌な気分になってしまった。
そんな配慮もできないF氏の言葉の数々に、嫌悪感を抱いてしまった。
試合は、田上選手を含め、一生懸命やっている選手たちのプレーに感動しながら見ていた。
1点を取り返そうと、自分たちの戦い方を変えることなく、最後までよく走っていた。
GKの小島選手も、相手エースのユンカーのPKを止めるなど、よくがんばっていた。
試合の最終盤、相手との接触プレーで太田選手が担架で運ばれて一人少なくなっても、最後まで試合をあきらめずにゴール目指して戦っていた選手たちは、すばらしかった。
それだけに負けてしまったのは、悔しい。
だけど、きっと、さらに強くなってくれるものと思う。
太田選手がようやくけがから復帰して活躍するようになってきていたのに、今回のけがは回復までに時間がかかりそうで心配だ。
でも、今日だって、1点しか相手に与えていなかった。
最後まで目の離せない好ゲームだった。
これからも、新潟は、簡単には負けないはずだ。
また次の試合、勝利を目指してがんばってほしい。
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