阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

(改訂版) 殿様バッタとトンボ

2008年08月08日 | 身辺あれこれ
この殿様バッタの竹細工は広島で勤務していた9年ほど前、休日に遊びに来た愛人(アイレンー中国語で奥さん)とレンタカーを借りて竹原の武家屋敷保存ゾーンに行った時に愛人が見つけました。
 竹原は江戸時代に小京都と呼ばれた街で、今も侍屋敷が多数残っています。中にニッカの創設者竹鶴さんの実家(竹鶴酒造の看板がありました。)や、頼山陽などの頼家の屋敷などがありました。竹原は首相をした池田勇人さんの出身地でもあります。ボランテイアの年配の方々が歴史的建物群をガイドをしてくれます。その皆さんのステーションになっている建物の中に、絵画や竹細工が展示即売されていてました。竹原は竹の原ということで付いた地名だそうで昔から竹細工製品でも有名な土地です。この殿様バッタを目ざとく見つけた愛人は作った方とお話をしたいと思って、どなたですかと聞きました。残念ながら製作された方は交代で昼食を取りに別の場所に行かれたとかで会うことが出来ませんでした。聞くと竹細工の職人さんが、自分の楽しみで商品としてではなくこのような物を作っていて、この殿様バッタはその職人さん一人しか作る事は出来ないとのことでした。こんな素晴らしい細工の竹製品は初めてです。大切に飾りますと製作者に伝えるようお願いしてその場を辞去しました。見るたびに生きているように思えて、世界にたった一匹しかいない殿様バッタを見つけたと、いまでも愛人は鼻高々です。

このガラス細工のトンボは神戸のトアロードにある専門店でやはり愛人が見つけました。今年の春先の事だと思います。向うから目の中に飛び込んできたので、買うのに迷うことはなかったそうです。

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