阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。あちこちでShootする写真日記。お遊びもあり。

阪神御影のレストラン“瑠美”は開業30周年記念!       (ウォーキング&ダイニンク・ランチ  68)

2015年03月23日 | ウォーキングの後の楽しみ
 少し暖かくなって、膝の状態がようやくなんとかなりそうとのことで久しぶりにウォーキング&ダイニンク・ランチを再開。洋食屋の“レストラン留美”まで往復4.2kmの歩きだった。

12時少し前に入店したら驚いたことに、先客が椅子に座って待っている。女の子たち6人の女子会、カップル老若3組。マッサンの組合わせの3人家族。一人客の男女客。

 待っている間に見るともなしに壁を見ると30周年と書いてある。飲食店は店と客が合作で作るものと思うが、この店はまさに客と店側が鏡の関係にある。
どれを頼んでもレベルが一定で旨い。日替わりランチを頼んだが「空豆とインゲンのスープ」からして嬉しくなり、サラダの自家製ドレッシングの爽やかさに感嘆。



日替わりランチは少し値上がりしたが900円。運ばれてくるとつい赤のグラスワインを頼んでしまった。この店で食事をすると神戸らしい洋食屋だなぁといつも思う。

歩く途中の花がきれいだった。



最近“神戸紅茶”のパイロット店が山手幹線沿いにオープンした。



 30周年のお祝いの花は“瑠美”が入っているビルのオーナーが贈ったようだ。ビルの名前は「御影師範ビル」という。
今御影クラッセのある場所には戦前「御影師範」があった場所だが、そのことを知る人はもう少ない。このビルに名前が残っていることも稀有なことだ。
御影師範は学制改革で神戸大学教育学部になり現在は発達科学部になっている。元は御影師範の校舎だった建屋には昭和42年まで神戸大学の教養課程、御影分校があった。

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神戸大学文学部に合格した後の落語家 桂枝雀、本名 前田達青年もここで学びました。あの薄暗い食堂で彼も、それなりに旨かったキツネうどんをすすったのでしょう。
前田青年は1年通学したのち、大学を中退して桂米朝師の門を叩きました。枝雀さんはこのキャンパスから歩いて10分ほどの灘区中郷町で、鍛冶屋の息子として産まれ
戦時中は父の郷里である鳥取に疎開しました。中郷町は作家の野坂昭如が赤ん坊から中学生まで養家で育った場所でもあります。彼は戦後実父に引き取られるまで
張満谷昭如として生きていました。

詩人の八木重吉も御影師範の教師を勤めました。

八木 重吉(やぎ じゅうきち、1898年2月9日 - 1927年10月26日)は日本の詩人。

「東京府南多摩郡堺村(現在の東京都町田市)に生まれる。神奈川県師範学校(現・横浜国立大学)を経て、東京高等師範学校の英語科を1921年に卒業。
兵庫県の御影師範学校(現・神戸大学)、次いで1925年から千葉県の柏東葛中学校(現・千葉県立東葛飾高等学校)で英語教員を務めた。

神奈川県師範学校在学時より教会に通いだすようになり、1919年には駒込基督会において富永徳磨牧師から洗礼を受けた。1921年に将来の妻となる島田とみと出会う。
この頃より短歌や詩を書き始め、翌年に結婚した後は詩作に精力的に打ち込んだ。1923年のはじめから6月までにかけて、自家製の詩集を十数冊編むほどの多作ぶりであり、
1925年には、刊行詩集としては初となる『秋の瞳』を刊行した。

同年、佐藤惣之助が主催する「詩之家」の同人となる。この頃から雑誌や新聞に詩を発表するようになったが、翌年には体調を崩し結核と診断される。
茅ヶ崎で療養生活に入り、病臥のなかで第2詩集『貧しき信徒』を制作したものの、出版物を見ることなく、翌年、29歳で亡くなった。
5年ほどの短い詩作生活の間に書かれた詩篇は、2000を優に超える。」


   太陽

 太陽をひとつふところへいれてゐたい
 
 てのひらへのせてみたり
 
 ころがしてみたり
 
 腹がたったら投げつけたりしたい
 
 まるくなって
 
 あかくなって落ちてゆくのをみてゐたら
 
 太陽がひとつほしくなった

    雨

 雨のおとがきこえる

 雨がふっていたのだ

 あのおとのようにそっと世のためにはたらいていよう

 雨があがるようにしづかに死んでゆこう

   大和行

 大和の国の水は こころのようにながれ
 はるばると 紀伊とのさかひの山山のつらなり、
 ああ 黄金のほそいいとにひかつて
 秋のこころが ふりそそぎます
 
 さとうきびの一片をかじる
 きたない子が 築地からひよつくりとびだすのもうつくしい、
 このちさく赤い花も うれしく
 しんみりと むねへしみてゆきます
 
 けふはからりと 天気もいいんだし
 わけもなく わたしは童話の世界をゆく、
 日は うららうららと わづかに白い雲が わき
 みかん畑には 少年の日の夢が ねむる
 
 皇陵や、また みささざのうへの しづかな雲や
 追憶は はてしなく うつくしくうまれ、
 志幾の宮の 舞殿にゆかをならして そでをふる
 白衣の 神女は くちびるが 紅い

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淡路花博2015開幕 桂文枝さん、大地真央さんら来場。    神戸新聞動画報道から

2015年03月23日 | SNS・既存メディアからの引用記事
「淡路花博2015花みどりフェア」が3月21日、淡路島全域で開幕した。淡路会場には、淡路島名誉大使の桂文枝さん、
洲本市出身の大地真央さん、安藤忠雄さん、コシノヒロコさんらも駆けつけ、井戸敏三兵庫県知事らとテープカットを行った。期間は5月31日まで。

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