
NHK ETV特集 「義男さんと憲法誕生」 再放送 東京、大阪 5月13日(木)午前0:00ほか 放送予定へ
日本国憲法の制定にかかわった人物の再評価が始まっている。ギダンさんの愛称で親しまれた福島県の法学者・鈴木義男(すずきよしお)。
東北大の教授時代、軍事教練に反対して教壇を追われた義男さん。弁護士となり治安維持法違反者の弁護に尽力。
敗戦後、衆議院議員になると9条の平和主義や25条の生存権だけでなく国家賠償請求権や刑事補償請求権の追加を求め、
三権分立の確立を目指す。その波乱の生涯を新資料をもとに描く。
【解説】日本国憲法の制定にかかわった人物の再評価が始まっている。ギダンさんの愛称で親しまれた福島県の政治家にして法学者・鈴木義男(すずきよしお)である。
敗戦の翌年1946年、帝国憲法改正案の審議を行う衆議院の小委員会。ギダンさんらの提案から第9条に平和の文言が加わり、GHQ草案にはなかった25条の生存権が追加された。
さらに、最近の研究で、国家賠償請求権や刑事補償請求権もギダンさんの提案から追加されたことが明らかになった。
戦前、東北大の教授時代、軍事教練の導入に反対して教壇を追われたギダンさん。弁護士に転身し、河上肇や宮本百合子など治安維持法違反者の弁護に尽力した。この時の経験が、戦後、国家賠償請求権や刑事補償請求権の要求へとつながっていった。
番組では次々に明らかになる鈴木義男の新資料をもとに、憲法改正案の小委員会や法廷での弁護を忠実に再現。憲法誕生の陰で長く忘れられていた日本人による追加修正に光を当てる。(NHKホームページETV特集『ドキュメンタリー番組『義男さんと憲法誕生』より』
この番組を見て、あの頃の政治にあって、今の政治に無いと思えるものは何でしょうか。
いろいろなことが感じられますが、なにより政治家の「論議する熱意」ではないでしょうか。ギダンさんが新しい憲法に提案し付け加えたという条文をもとに、その論議の中で印象に残ったところをあげてみます ⇒ 全文
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