一部引用・・・
高齢化が進むと、在宅での介護や医療しか選べない人が増えると予想されている。にもかかわらず、深刻なヘルパー不足で介護インフラは崩れ始めている。一方、内閣府の調査(2012年)では、自宅で最期を迎えたいと考える人はおよそ55%と、半数を超えている。このささやかな希望を実現することは可能なのか。本人、家族、医師の緊密な協力があって初めて実現できる「最後の医療」を考える。【毎日新聞医療プレミア/鈴木敬子、中村好見】
大きく2回息を吐き、眠るように逝った夫
東京都世田谷区の関屋幸代さん(85)は9年前、悪性リンパ腫だった夫の成夫(しげお)さん(当時84歳)を、次男の利治さん(55)と一緒に自宅で見送った。
病院嫌いだった成夫さんは病気が分かったあと、病院で2カ月間抗がん剤治療を受け、その後は住み慣れた自宅で1年間、治療と緩和ケアを続けた。
2010年5月、幸代さんと利治さんがベッドのすぐ隣で夕食を取っている時のこと。20時間ほど眠り続けていた成夫さんがふと目を開け、大きく2回息を吐いてまた目を閉じた。一筋の涙が流れ、呼吸が止まった。文字通り“眠るよう”に亡くなった。
「延命治療しなくていい」妻と交わした最後の約束 | 介護崩壊~2040年への序章 | 医療プレミア編集部 | 毎日新聞「医療プレミア」 https://t.co/nMOBccw6Bn
— achikochitei (@achikochitei1) 2019年6月27日
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