『83歳の女子高生球児』 (ゆうゆうBOOKS) [単行本（ソフトカバー）]
上中別府 チエ (著)
TVや新聞、ネットでも話題になったことは知らず、図書館３月の新着図書コーナーで見つける。
帰りの車中ラジオは第86回選抜高校野球大会６日目（3/27）。
５日目（２５日）の大島(鹿児島)は2-46で龍谷大平安(京都)に破れ、
翌日は雨天順延。
第２試合（ここから２回戦）福知山成美（京都）対 神村学園（鹿児島）試合開始12：00。結果、福知山成美12―0神村学園
というタイミングで、その日で一気に読了。
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こちらは、全国大会出場をかけた昨年６月の高校定時制通信制軟式野球。
神奈川県予選決勝。サーティーフォー相模原球場(相模原市立相模原球場)２０１３年６月２３日）
著者は昭和５年、鹿児島県曽於（そお）市生まれ。
六回裏１死満塁のピンチに出番がやってきた。（本書表紙写真の場面のyoutube → http://youtu.be/L9oQpmMrBnw
ベンチから監督の「落ち着いて」の伝令を伝にマウンドに駆け寄る。
孫より若い、やんちゃの選手らの表情は、そのチエさんを見て笑顔にになり緊張がやわらいだ。（結果は惜敗。だが後日、チエさんに思わぬうれしい誘いが・・・読んでのお楽しみ）
チエさんは昨年２０１３年５月の神奈川県予選でもレフトの守備で途中出場している。
鹿児島県で、戦争中まともに学校に通えず長年の「英語を学びたい」という夢を叶えるため、夫と死別した数年後、76歳で夜間中学へ、その後定時制高校へ進学。
あまりよく知られていない定時制の高校の現状など垣間見ることができた。
貧しさとは、豊かさとは？と改めて考えさせられもした。
文章や写真、構成のうまさにも注目。
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amazon 内容（「BOOK」データベースより）
“現役女子高生”上中別府チエさんによる元気になる知恵は学ぶこと、生きること、仲間のすばらしさを知るヒントがいっぱい。金髪、ヤンキー、不登校…定時制高校のヤンチャな生徒たちと熱血教師とすごす感動の青春ノンフィクション。
amazon 登録情報
単行本（ソフトカバー）: 256ページ
出版社: 主婦の友社 (2013/11/29)発売日： 2013/11/29
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83歳の女子高生球児 (ゆうゆうBOOKS) 価格：￥ 1,365（税込） 発売日：2013-11-29 |