★キュウリグサ(胡瓜草)
☆ムラサキ科キュウリグサ属の雑草。
☆和名は、葉をもむとキュウリのようなにおいがすることに由来する。
☆タビラコともいうが、キク科のコオニタビラコと紛らわしいwikipedia
英名Cucumber herb
岡倉天心 『茶の本』 The Book of Tea を読んでいる。
そのなかの 第六章 花 で
「原始時代の男は、恋人にはじめて花環を捧げた時、それによって獣性から解脱した。
このように粗野な自然の必要を超越して、原始人は人間らしくなったのである。
そして無用なものの微妙な用途を認めた時、人間は初めて芸術へ足を踏み入れたのである。」
と書いている。
このあとの文も興味深いが、とりあえず「微妙な用途」の「微妙な」という表現が私は気に入っている。
他にも「茶室の微妙な美しさ」などと使われている。
この「微妙な」は、この本全体を理解する上でも微妙に重要であると思われる。