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『麦屋町昼下がり 』(文春文庫) – 1992/3

2016年08月23日 | 本と雑誌

真田太平記は、数日お休みです。
『麦屋町昼下がり 』(文春文庫) 文庫  – 1992/3

藤沢 周平   (著)
2012年1/30第34刷

「麦屋町昼下がり」
「三ノ丸広場下城どき」
「山姥橋夜五ツ」
「榎屋敷宵の春月」

今年だが、だいぶ前、名瀬の書店で買って、バッグの入れたまま忘れていた。久しぶりに見つけた、藤沢周平未読本
裏表紙の内容紹介に「円熟期をむかえたこの作家の名品を三篇。時代小説の芳醇・多彩な味わいはこれに尽きる、と評された話題の本。」とあったのが買った動機。

他に、あまり見かけなかった「無用の隠密 未刊行初期短篇 (文春文庫)」 もあったとおもう。

静かに紡ぎだされる物語の流れの中にいつまでも浸っていたい。
もう結末など、あまり気にもならないくらいだ。
読み終わってもその気持ちは収まらない。
場面場面の情景は映像でみるより鮮やかだ。
いつよんでもはずれがない、これはそうあるものではない。

amazon 内容(「BOOK」データベースより)

不伝流の俊才剣士・片桐敬助は、藩中随一とうたわれる剣の遣い手・弓削新次郎と、奇しき宿命の糸にむすばれ対峙する。男の闘いの一部始終を緊密な構成、乾いた抒情で鮮烈に描き出す表題秀作の他、円熟期をむかえたこの作家の名品を三篇。時代小説の芳醇・多彩な味わいはこれに尽きる、と評された話題の本。