司馬「近世の出発点の関ケ原戦は正義の戦いではなく、離合集散、利害関係、つまり政治の商品経済だけの戦いで。保身だけで、楽屋裏で決定された」
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2017年6月25日
山崎 のちに「西郷が戦おうとした相手が別の正義でも正義の裏返しの悪でもなく単に一芸にひいでた大久保にすぎなかった、という不幸」
今に通じるなあ
司馬は高坂正堯との対談で日本歴史の中で4人の政治家をあげるとしたら、信長秀吉家康それに大久保利通をあげると述べている
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2017年6月26日
戦国の3者は無学。大久保の薩摩藩は子弟に高度の文字教育は不要としてあまり勉強はさせない。徳川250年で教科書づいたが政治も人生も教科書はない。日本人は勉強のしすぎ
司馬は大久保の現実主義に対し人望はあるが元々権力の何たるかわかる人でない西郷が”堯舜の世”=中国古代の伝説上の帝王、尭と舜。徳をもって 理想的な仁政を行い後世の帝王の模範と)ようなものを想像していた、と。
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2017年6月26日
あ小学から司馬を愛読する29連勝藤井棋士が使った”僥倖”を思い出したもので
司馬遼太郎対話選集〈4〉日本人とは何か 単行本 – 2003/2
司馬 遼太郎 (著), 関川 夏央 (監修)
これで、全5巻読了 本巻が一番読み応えがあった。対話本なのにどれも、気が抜けない充実した内容だった。現在、ヤフオクで全5巻2500円から出品されている。
amazon 内容紹介
司馬遼太郎は歴史を俯瞰して眺める。それは山崎正和のいうように、歴史を「現代の立場から裁く」ためではなく、歴史の立場から「現代を裁く」ためでもない。司馬遼太郎の言葉を借りれば「"完結した人生"をみることがおもしろい」からである。しかし「完結した人生」は誰にとっても他人ごとではない。ときに、あるいはしばしば書き手は辛いのである(解説・解題 関川夏央より)。
人類を救うのは科学か宗教か、文明の危機か?対話相手は生態学の今西錦司、免疫学の山村雄一、評論家の山崎正和はじめ5人。人間の生死・宗教と国家・文明について6話を収録。個の認識と免疫学にはじまり、文明の未来、国家と個人などひろい視野で人間をみつめる。
登録情報
単行本: 572ページ
出版社: 文藝春秋 (2003/02)
本書の対話相手12名(今西錦司、山村雄一、山崎正和、犬養道子、山折哲雄、橋本峰雄、井上ひさし、立花隆、リービ英雄、堀田善衛、宮崎駿、高坂正堯