NHK BS で『東京家族』山田洋次監督 を昨日見た。
『東京物語』(1953年 小津安二郎監督、主演笠智衆、原節子)は何度か観た。
何冊か本でも読み、映画を見る目が変わったのだったが、涙が出るほどではなかった。
何冊か本でも読み、映画を見る目が変わったのだったが、涙が出るほどではなかった。
昨夜、チャンネルをまわしていると偶然『東京家族』の始まりに出くわし、最後まで見てしまった。
歳のせいか、いくつかのシーンで涙が出てしまう。
すでに見た記憶があった。
それは準主役とも見える平山昌次(周吉=橋爪功)の次男が、島の実家の瓦屋根を治すシーンからで、最終盤のシーンだったのだ。見てないも同然だった。
それは準主役とも見える平山昌次(周吉=橋爪功)の次男が、島の実家の瓦屋根を治すシーンからで、最終盤のシーンだったのだ。見てないも同然だった。
小津監督「紀子三部作」『晩春』『麦秋』『東京物語』と同じで、原節子にあたる間宮紀子(蒼井優 - 書店員)は、感じのいい娘としてさらりと描かれているのがよい。あまり大女優だと・・・と思う。
平山周吉(橋爪功 広島県の島在住の元教員。72歳)のセリフに少し、説明くささを感じることもあったが、それは笠智衆の偉大さのせいだろう。シーンごとの橋爪功の顔演技も、終始、見どころだった。酒場での禁じられているはずの酒を飲む顔の色の変化まで注目したものだ。
息子に、見合いで結婚した、あんな父さんのどこがよかったの?と問われ、お父さんかっこよかったのよ、と答える、とみこ(吉行和子 - 周吉の妻。68歳)のセリフと表情も、今風で、さすが山田洋次というところだ。
小津『東京物語』で、尾道に住む平山周吉70歳(笠 智衆)、とみ67歳(東山千栄子)が、
と比べると、『東京家族』では、若く感じられるが、まあちょうどいい年齢なのではないだろうか。
と比べると、『東京家族』では、若く感じられるが、まあちょうどいい年齢なのではないだろうか。
東京家族』は、2013年の作だが、スマホではなく、ガラケー
、ショートメールというのが、すでに「歴史」だ。
、ショートメールというのが、すでに「歴史」だ。
「ロー・ポジション」「小津調」「俳句的表現」など、もう一度、ゆっくり見て『東京物語』と比べて確かめたい、と思うが、録画を忘れてしまった。『東京物語』は録画済なのだが。
東京物語から65年 4Kで蘇る小津安二郎監督7作品の魅力 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット) https://t.co/b1dFmYbpeg
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2018年12月4日
=========