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映画『レ・ミゼラブル』2023年 Netflix

2023年12月07日 | 映画

映画『レ・ミゼラブル』予告編

冒頭、”1815年 フランスでは王政が復古していた” のテロップ。”フランス革命の勃発から26年__”
CGらしい迫力の映像で始まった


生活苦で、妹のためにパンを盗んだ罪で結果的に19年間服役したジャン・バルジャンが1815年仮出獄する。
1789年のフランス革命がはじまりから26年が経ってナポレオンが失脚、王政が復活していた、という時代背景も重要だ。
ラスト30分、ジャンの逮捕に全身全霊をかける警察署長ジャベールのセリフ ”奴とおれ、法か善か” 歌ゼリフなのでかえって素直に響く。

仮釈放後のジャン・バルジャンは、しかし
すぐに生活に行き詰まり再び盗みを働くが司祭の赦しで逮捕を免れて改心。
名前を変えて生活もかえ、悔い改め人々に慕われて市長にまでなった。

しかし、冒頭の警察署長ジャベールがジャンの正体を疑い、逮捕に情熱を燃やす。

冒頭の多数の囚人たちが暴風雨の中5本の綱を引いているシーンは迫力があった。
しかし皆、歌を歌っている。
ミュージカルかあ、と一瞬、観続けるかどうかためらったが、観ているうちミュージカルの素晴らしさに初めて気づくことができた。
多くのレビューアーたちがそう言っている。抽象的なセリフの意味も理解しやすく深い意味もみえてくる。

こどものころから何度か見て筋書きは、馴染んでいたが、こんな切り口もあるのかあ、と改めて感動。
これも、レビューアーたちがそう言っている。

ぶっ飛びの映像のさりげなさも素晴らしい。その他大勢の出演者にいたるまでの迫力の歌唱力にも驚いた。
時々に、これもさりげなく入る普通のセリフの一言がリズムを作り、作品全体を引き締める効果は意外にも大きい。ふしぎだ。

それでもミュージカルは馴染めない、時間が長すぎるというレビューもある。
しかし、それでも気分を改めて、また見る機会があったら、きっと何か・・・。

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レ‐ミゼラブル-日本国語大辞典
(原題 フランス Les misérables )長編小説。ユーゴー作。
lesは英語のTheとおなじ複数形定冠詞なので、”ああ無情”から受ける印象とすこし違って”貧しい人々”、”極貧の社会の底辺”の人々という意味もあることに注意。