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映画『燃ゆる女の肖像』2019年 フランス

2022年10月23日 | 映画

絵画のような映像の美しさにつられ最後までみた。こだわりのカメラワークも見ものだ。

途中(残り55分頃)から、女性画家のマリアンヌと伯爵令嬢エロイーズと、女中のソフィも加わって、三人でトランプをしながら、ギリシャ神話の朗読、オルフェウスが冥府から妻エウリュディケーを連れ戻す途中で振り返った理由について意見を交わす場面があった。
あと何度か見ないと詳しい意味などは分からないが、古事記の冥府下り(イザナギノミコトとイザナミノミコト)に似ている。

またある夜、夜祭で、島の女性たちの歌に心を奪われたエロイーズのドレスの裾に焚き火の炎が燃え移るシーン(↑dvd写真)もあった。
(女神イザナミノミコトは火の神カグツチの出産の際の火傷がもとで黄泉の国へ行くのだったが)両者(ギリシャ神話と古事記)にはまったく違う面もあって、やはり何度もみて調べて見ないとわからない。
(もっともこのシーンは一分ちょっとで、この映画のメインテーマではないと思う)
暖炉のそばの食卓でオルフェスの冥府下りの朗読が始まる直前のシーンの映像がなぜか特に美しかった。


Wikipedia
『燃ゆる女の肖像』(もゆるおんなのしょうぞう、Portrait de la jeune fille en feu)は、2019年のフランスの恋愛映画。監督はセリーヌ・シアマ。主演はノエミ・メルラン(フランス語版)とアデル・エネル。18世紀のフランスの孤島を舞台に、自らの望まない結婚を目前に控えた貴族の娘と、彼女の肖像画を描くことになった女性画家、2人の女性が宿命の恋に落ちるさまを描き、第72回カンヌ国際映画祭で脚本賞とクィア・パルムの2冠に輝いたほか、世界中の数多くの映画賞を受賞し、LGBT映画の新たな聖典として高い評価を得ている。

【公式】映画『燃ゆる女の肖像』本予告 12/4公開


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