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『南極のペンギン』 高倉健 著 「奄美の画家と少女」

2014年11月19日 | 本と雑誌

 

高倉 健   (著), 『南極のペンギン』 単行本 。CDもある。「奄美の画家と少女」は七編目に登場。10ページ。画家とは田中一村のこと。病院の庭のベンチで、「何を見ているの?」画家はベンチの少女に声をかけた。「お母さんの写真」・・・。高倉健さんの文章はけっして「不器用」ではない。ほのぼのとした物語だが(単純ほのぼのではなく)、一語一語の表現に映画の演技を見るような緊張感さえある。表題作の他、アフリカの少年北極のインド人 ハワイのベトナム料理人 比叡山の生き仏など、、実体験から汲み取った10エピソードだという。高倉健の21世紀最初の誕生日に出版された絵本。


 

最近読書日記の記事が少ないのは、過去に読んだ本などを読んでいるからなのですが、この本も昨日の高倉健さんの訃報に接し、あわてて本棚から探し出してきたものです。

購入した当時は名瀬の書店も十数件あって、ネットの普及も進み始め、そろそろ自分でもホームページ(ウェブサイト)を作ろうかと、パソコンやインターネットの本を探して本屋さんに通っていたころだろうと思う。(2001年1月15日 - 最初のウィキペディアとして英語版が開設される)

この本が出版された年2001年は、9月30日に、旧奄美空港跡地に、開園した奄美パークの田中一村記念美術館や、元ちとせさんのミニアルバム『コトノハ』や、翌年の「ワダツミの木」がヒットするなど、奄美の観光客も若い人を中心に、急増していた頃だと思う。

ところで、奄美と、この本、高倉健さんとのつながりとは?奄美大島などで今でも見られる高床式倉庫の「高倉」とのつながりではない。

高倉健さんは、砂漠や南極などの撮影を行う作品が多く「極地俳優」とも呼ばれているそうです(きのうのTVでみた)が、

目次

 

★アフリカの少年 ★北極のインド人 ★南極のペンギン(表題作) ★ハワイのベトナム料理人 ★比叡山の生き仏 ★オーストラリアのホースメン ★ふるさとのおかあさん ★奄美の画家と少女 ★ポルトガルの老ショファー ★沖縄の運動会

この本の目次を観てもそう、おもう。ただしご本人は極地が好きなわけではないと、きのうのTV↑で語っていた。

映画といえば、寅さん 「男はつらいよ」の最終作は奄美でロケがありましたが、高倉健さんは奄美にいらしたことがあったとしたら、どのように観光されたのだろうか?想像するだけであれです、胸が・・・。

寅さん、渥美清さん(1928年3月10日 - 1996年8月4日)、高倉健さん、この本のタイトル、それに田中一村(1908年7月22日 - 1977年9月11日)と並べてみると、こう、うまくは言えませんが(ぶきようですから言わないほうが)、どこか共通するものがあるように思えます。

================amazon南極のペンギン 単行本  ? 2001/2 高倉 健   (著),    唐仁原 教久

内容(「MARC」データベースより)

アフリカの少年、北極のインド人、南極のペンギン、ハワイのベトナム料理人、比叡山の生き仏、ふるさとのおかあさん、奄美の画家と少女、沖縄の運動会…。俳優・高倉健が、世界中で出会った心優しい人々を語る。

登録情報

 単行本: 86ページ出版社: 集英社 (2001/02)発売日: 2001/02

商品パッケージの寸法:  19 x 15.6 x 1.6 cm

===== youtube 音声で http://youtu.be/xe7B5NW76Wo 

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