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大相撲初場所(2022東京)中日鹿児島県力士星取表 解説 明生 霧馬山

2022年01月16日 | 大相撲

大相撲初場所(2022東京)中日鹿児島県力士星取表

明生 力(めいせい ちから、1995年7月瀬戸内町 )
令和4年1月 *OO*O***      3勝5敗

2021年(令和3年) 
1月東前頭7枚目8?7  
3月東前頭3枚目10?5敢 
5月東前頭2枚目8?7 
7月西小結8?7  
9月西関脇8?7  
11月西関脇7?8 


千代丸 一樹(ちよまる かずき、1991年4月志布志市 )
令和4年1月   東前13 *OOOO**O   5勝3敗

2021年(令和3年) 
1月東十両2枚目休場0?0?15 
3月東十両3枚目9?6  
5月西前頭16枚目8?7  
7月東前頭13枚目6?9  
9月東前頭16枚目8?7  
11月東前頭15枚目8?7 


大奄美 元規(だいあまみ げんき、1992年12月龍郷町 )
令和4年1月 ***OOO*O     4勝4敗 


2021年(令和3年) 
1月西十両筆頭8?7  
3月西前頭16枚目9?6  
5月西前頭13枚目7?8  
7月東前頭14枚目4?11  
9月東十両2枚目7?8  
11月東十両2枚目6?9 


千代ノ皇 王代仁(ちよのおう みよひと、1991年5月与論町 )
令和4年1月西十11 ****#---    0勝5敗3休

2021年(令和3年) 
1月西十両2枚目休場0?0?15 
3月西十両3枚目8?7  
5月西十両筆頭11?4  
7月西前頭14枚目7?8  
9月西前頭15枚目4?11  
11月東十両5枚目4?11 

島津海 空(しまづうみ そら)1996年5月 )西之表市
令和4年1月   西下2 -OO*--O-   3勝1敗

2021年(令和3年) 
1月東幕下4枚目3?5 
3月西幕下10枚目4?3  
5月東幕下8枚目4?3  
7月西幕下5枚目2?6  
9月西幕下16枚目5?2  
11月東幕下6枚目4?3 


大相撲初場所(2022東京)6日目鹿児島県力士星取表 解説 明生 若隆景

2022年01月14日 | 大相撲

大相撲初場所(2022東京)6日目鹿児島県力士星取表

明生 力(めいせい ちから、1995年7月瀬戸内町 )
令和4年1月 *OO*O*      3勝3敗

2021年(令和3年) 
1月東前頭7枚目8–7  
3月東前頭3枚目10–5敢 
5月東前頭2枚目8–7 
7月西小結8–7  
9月西関脇8–7  
11月西関脇7–8 

互いに、しなし、いなされの攻防。 終始相手を正面に捉えつづけ、腰の動きがぶれず安定していた 若隆景の勝ち。
 


千代丸 一樹(ちよまる かずき、1991年4月志布志市 )
令和4年1月   東前13 *OOOO*    4勝2敗

2021年(令和3年) 
1月東十両2枚目休場0–0–15 
3月東十両3枚目9–6  
5月西前頭16枚目8–7  
7月東前頭13枚目6–9  
9月東前頭16枚目8–7  
11月東前頭15枚目8–7 


大奄美 元規(だいあまみ げんき、1992年12月龍郷町 )
令和4年1月 ***OOO     3勝3敗 


2021年(令和3年) 
1月西十両筆頭8–7  
3月西前頭16枚目9–6  
5月西前頭13枚目7–8  
7月東前頭14枚目4–11  
9月東十両2枚目7–8  
11月東十両2枚目6–9 


千代ノ皇 王代仁(ちよのおう みよひと、1991年5月与論町 )
令和4年1月西十11 ****#-      0勝5敗1休

2021年(令和3年) 
1月西十両2枚目休場0–0–15 
3月西十両3枚目8–7  
5月西十両筆頭11–4  
7月西前頭14枚目7–8  
9月西前頭15枚目4–11  
11月東十両5枚目4–11 

島津海 空(しまづうみ そら)1996年5月 )西之表市
令和4年1月   西下2 -OO*--     2勝1敗

2021年(令和3年) 
1月東幕下4枚目3–5 
3月西幕下10枚目4–3  
5月東幕下8枚目4–3  
7月西幕下5枚目2–6  
9月西幕下16枚目5–2  
11月東幕下6枚目4–3 


龍郷町長雲 秋名 

2022年01月12日 | 桜の観察


大相撲初場所(2022東京)4日目鹿児島県力士星取表

2022年01月12日 | 大相撲

大相撲初場所(2022東京)4日目鹿児島県力士星取表

明生 力(めいせい ちから、1995年7月瀬戸内町 )
令和4年1月  *OO*       2勝2敗

2021年(令和3年) 
1月東前頭7枚目8–7  
3月東前頭3枚目10–5敢 
5月東前頭2枚目8–7 
7月西小結8–7  
9月西関脇8–7  
11月西関脇7–8 


千代丸 一樹(ちよまる かずき、1991年4月志布志市 )
令和4年1月   東前13 *OOO    3勝1敗

2021年(令和3年) 
1月東十両2枚目休場0–0–15 
3月東十両3枚目9–6  
5月西前頭16枚目8–7  
7月東前頭13枚目6–9  
9月東前頭16枚目8–7  
11月東前頭15枚目8–7 


大奄美 元規(だいあまみ げんき、1992年12月龍郷町 )
令和4年1月 ***O          1勝3敗

2021年(令和3年) 
1月西十両筆頭8–7  
3月西前頭16枚目9–6  
5月西前頭13枚目7–8  
7月東前頭14枚目4–11  
9月東十両2枚目7–8  
11月東十両2枚目6–9 


千代ノ皇 王代仁(ちよのおう みよひと、1991年5月与論町 )
令和4年1月西十11 ****       0勝4敗

2021年(令和3年) 
1月西十両2枚目休場0–0–15 
3月西十両3枚目8–7  
5月西十両筆頭11–4  
7月西前頭14枚目7–8  
9月西前頭15枚目4–11  
11月東十両5枚目4–11 

島津海 空(しまづうみ そら)1996年5月 )西之表市
令和4年1月   西下2 -OO*       2勝1敗

2021年(令和3年) 
1月東幕下4枚目3–5 
3月西幕下10枚目4–3  
5月東幕下8枚目4–3  
7月西幕下5枚目2–6  
9月西幕下16枚目5–2  
11月東幕下6枚目4–3 


大相撲初場所(2022東京)二日目鹿児島県力士星取表

2022年01月11日 | 大相撲

大相撲初場所(2022東京)二日目鹿児島県力士星取表

明生 力(めいせい ちから、1995年7月瀬戸内町 )
令和4年1月  *O      1勝1敗

2021年(令和3年) 
1月東前頭7枚目8–7  
3月東前頭3枚目10–5敢 
5月東前頭2枚目8–7 
7月西小結8–7  
9月西関脇8–7  
11月西関脇7–8 

↑ 明生(左)はもろ手で立ち合いの衝撃をかわし目線は相手の喉の当たりをしっかり見ています。

前傾の形もよい角度。このあと貴景勝右肩に頭をつけ左をしのばせます。↓

↑ 左をのぞかせつつ、肩では貴景勝の上体に圧力をかけています。向こう正面がわ右手の動きは見えません。

↑ ここで明生の左を振り払いたい貴景勝の体はややねじれている。土俵中央です。

 

↑ 貴景勝の体が起き突進の圧力が弱まるところ、明生は体を逸らし相手の左腕を手繰りにかかります。

↑ ここで貴景勝はバランスを崩しています。明生下がりながら右へ回り込みを始めています。

土俵際にはまだ間があります。右の手繰りはどうでしょうか。

↑↓ 明正の腰には負担がからず、足の運びが巧みです。

千代丸 一樹(ちよまる かずき、1991年4月志布志市 )
令和4年1月   東前13 *O     1勝1敗

2021年(令和3年) 
1月東十両2枚目休場0–0–15 
3月東十両3枚目9–6  
5月西前頭16枚目8–7  
7月東前頭13枚目6–9  
9月東前頭16枚目8–7  
11月東前頭15枚目8–7 

 

大奄美 元規(だいあまみ げんき、1992年12月龍郷町 )
令和4年1月 東十3 **     0勝2敗


2021年(令和3年) 
1月西十両筆頭8–7  
3月西前頭16枚目9–6  
5月西前頭13枚目7–8  
7月東前頭14枚目4–11  
9月東十両2枚目7–8  
11月東十両2枚目6–9 

 

千代ノ皇 王代仁(ちよのおう みよひと、1991年5月与論町 )
令和4年1月西十11  **       0勝2敗

2021年(令和3年) 
1月西十両2枚目休場0–0–15 
3月西十両3枚目8–7  
5月西十両筆頭11–4  
7月西前頭14枚目7–8  
9月西前頭15枚目4–11  
11月東十両5枚目4–11 

島津海 空(しまづうみ そら)1996年5月 )西之表市
令和4年1月   西下2 -O       1勝0敗

2021年(令和3年) 
1月東幕下4枚目3–5 
3月西幕下10枚目4–3  
5月東幕下8枚目4–3  
7月西幕下5枚目2–6  
9月西幕下16枚目5–2  
11月東幕下6枚目4–3 


大相撲初場所(2022)初日(東京)鹿児島県力士星取表 解説 明生×玉鷲

2022年01月09日 | 大相撲

大相撲初場所(2022)初日(東京)鹿児島県力士星取表

明生 力(めいせい ちから、1995年7月24日 - )
令和4年1月 東小結1*      0勝1敗

2021年(令和3年) 
1月東前頭7枚目8–7  
3月東前頭3枚目10–5敢 
5月東前頭2枚目8–7 
7月西小結8–7  
9月西関脇8–7  
11月西関脇7–8 

最高位    関脇
本名     川畑 明生
生年月日   平成7年7月24日(26歳)
出身地    鹿児島県大島郡瀬戸内町
身長 体重  180センチ 151キロ
所属部屋   立浪
改名歴    明生 力
初土俵    平成23年5月

千代丸 一樹(ちよまる かずき、1991年4月17日 - )
令和4年1月   東前13 *   0勝1敗

2021年(令和3年) 
1月東十両2枚目休場0–0–15 
3月東十両3枚目9–6  
5月西前頭16枚目8–7  
7月東前頭13枚目6–9  
9月東前頭16枚目8–7  
11月東前頭15枚目8–7 

最高位    前頭 5
本名     木下 一樹
生年月日   平成3年4月17日(30歳)
出身地    鹿児島県志布志市
身長 体重  178センチ 176.3キロ
所属部屋   九重
改名歴    木下 一樹 → 千代丸 一樹
初土俵    平成19年5月


大奄美 元規(だいあまみ げんき、1992年12月15日 - )
令和4年1月 東十3 *      0勝1敗


2021年(令和3年) 
1月西十両筆頭8–7  
3月西前頭16枚目9–6  
5月西前頭13枚目7–8  
7月東前頭14枚目4–11  
9月東十両2枚目7–8  
11月東十両2枚目6–9 

最高位    前頭 11
本名     坂元 元規
生年月日   平成4年12月15日(29歳)
出身地    鹿児島県大島郡龍郷町
身長 体重  185センチ 167キロ
大学     日本大学
所属部屋   追手風
改名歴    坂元 元規 → 大奄美 元規
初土俵    平成28年1月 (幕下)


千代ノ皇 王代仁(ちよのおう みよひと、1991年5月29日 - )
令和4年1月西十11  *       0勝1敗

2021年(令和3年) 
西十両2枚目休場0–0–15 
西十両3枚目8–7  
西十両筆頭11–4  
西前頭14枚目7–8  
西前頭15枚目4–11  
東十両5枚目4–11 


最高位    前頭 14
本名     基 王代仁
生年月日   平成3年5月29日(30歳)
出身地    沖縄県沖縄市 → 鹿児島県大島郡与論町
身長 体重  180センチ 149キロ
所属部屋   九重
改名歴    基 王代仁 → 千代皇 王代仁 → 千代ノ皇 王代仁
初土俵    平成22年3月


映画『おふくろ』製作 1955年 監督 久松静児

2022年01月05日 | 映画
映画『おふくろ』

製作 1955年

お転婆な女子高生・小倉峰子役の左幸子のセーターをわざと前後に着ている姿が妙に新鮮。
貧しい中でも明るい、時代の空気が生き生きと描かれていている。
「おふくろ」という大きなタイトルのせいか、物語の印象がぼやけてしまった。
どんでん返しもいまいちだが、あきることはなかった。


監督
久松静児
脚本
井手俊郎

原作
田中千禾夫

映画『安宅家の人々』1952年 監督: 久松静児 船越英二  田中絹代 乙羽信子

2022年01月04日 | 映画

wikipedia『安宅家の人々』(あたかけのひとびと)は、吉屋信子の家族愛と夫婦愛、女同士の友情を描いた小説。1951年に『毎日新聞』に連載されて、翌1952年に大映で映画化された。2008年2月、コスモコンテンツよりDVDが発売された。

乙羽信子さんが初々しくてきれい。「次世代」を感じさせる若さと演技力。
安宅家の規模の大きい養豚場は知的障害をもつ長男が受け継いだ、その優しい夫・宗一(船越英二)を支えながら現場仕事も切り盛りする久仁子は(田中絹代)。その幸せは夫婦のもとへ事業に失敗した弟(譲二)がやってくる。乙羽信子は譲二の妻という役どころ。乙羽信子はすでに大女優のような演技力だった。

善人とそうではない人物がはっきり豚場しすぎている感もあるが、その分気持ちよく楽しめる。
セットから抜け出した映像の爽快感もある。久松静児監督作品の面白さが凝縮されているような。


監督: 久松静児
脚本: 水木洋子
原作: 吉屋信子
撮影: 高橋通夫
録音: 橋本国雄
音楽: 古関裕而
美術: 柴田篤二
照明: 伊藤幸夫

キャスト
船越英二
田中絹代
三橋達也
乙羽信子
三条美紀
山村聰
本間文子
菅邦彦
飛田喜佐夫
宮島健一


映画『安宅家の人々』1952年 監督: 久松静児 船越英二  田中絹代 乙羽信子

2022年01月04日 | 映画
wikipedia『安宅家の人々』(あたかけのひとびと)は、吉屋信子の家族愛と夫婦愛、女同士の友情を描いた小説。1951年に『毎日新聞』に連載されて、翌1952年に大映で映画化された。2008年2月、コスモコンテンツよりDVDが発売された。

乙羽信子さんが初々しくてきれい。「次世代」を感じさせる。
善人とそうではない人物がはっきりしすぎている感もあるが、その分気持ちよく楽しめる。
セットから抜け出した映像の爽快感もある。久松静児監督作品の面白さ凝縮されているような。


監督: 久松静児
脚本: 水木洋子
原作: 吉屋信子
撮影: 高橋通夫
録音: 橋本国雄
音楽: 古関裕而
美術: 柴田篤二
照明: 伊藤幸夫

キャスト
船越英二
田中絹代
三橋達也
乙羽信子
三条美紀
山村聰
本間文子
菅邦彦
飛田喜佐夫
宮島健一

映画『戸田家の兄妹』1941年(昭和16年)、小津安二郎監督

2022年01月04日 | 映画

戸田家の兄妹

wiki『戸田家の兄妹』(とだけのきょうだい)は、1941年(昭和16年)公開の、小津安二郎監督による日本映画。

監督:小津安二郎
脚本:池田忠雄、小津安二郎
撮影:厚田雄春

父親の遺産の処分と母親の扶養をめぐる裕福な兄妹の話。
テーマは『東京物語』(1953年)と似てなくもないが、12年も前の作品。
日中戦争から太平洋戦争へという時代。
『東京物語』より軽いタッチの作りだが、むしろ今風かもしれない。

父戸田進太郎:藤野秀夫
母:葛城文子
長女千鶴:吉川満子
長男進一郎:斎藤達雄
妻和子:三宅邦子
次男昌二郎:佐分利信
二女綾子:坪内美子
夫雨宮:近衛敏明
三女節子:高峰三枝子


映画『戸田家の兄妹』1941年(昭和16年)、小津安二郎監督

2022年01月04日 | 映画
戸田家の兄妹

wiki『戸田家の兄妹』(とだけのきょうだい)は、1941年(昭和16年)公開の、小津安二郎監督による日本映画。

監督:小津安二郎
脚本:池田忠雄、小津安二郎
撮影:厚田雄春

父親の遺産の処分と母親の扶養をめぐる裕福な兄妹の話。
テーマは『東京物語』(1953年)と似てなくもないが、12年も前の作品。
日中戦争から太平洋戦争へという時代。
『東京物語』より軽いタッチの作りだが、むしろ今風かもしれない。

父戸田進太郎:藤野秀夫
母:葛城文子
長女千鶴:吉川満子
長男進一郎:斎藤達雄
妻和子:三宅邦子
次男昌二郎:佐分利信
二女綾子:坪内美子
夫雨宮:近衛敏明
三女節子:高峰三枝子

映画『晩春』1949年(昭和24年)公開 小津安二郎監督 笠智衆 原節子

2022年01月03日 | 映画

wiki『晩春』(ばんしゅん)は、1949年(昭和24年)に公開された小津安二郎監督の日本映画。

1949年度の「キネマ旬報ベスト・テン」日本映画部門1位
英国映画協会(BFI)2012年版「批評家が選ぶ史上最高の映画トップ50」で15位
小津初の"娘の結婚"ドラマ(その後の小津作品のスタイルを確立)
小津、原節子の初コンビ
『麦秋』(1951年)、『東京物語』(1953年)と合わせて「紀子三部作」と呼ばれる
(原節子が演じたヒロインはすべて「紀子」)

原作は、広津和郎の小説『父と娘』

父親と娘が枕を並べて眠っている場面で床の間に置かれた壺が写り込むカット(父の寝息の音と同時に1:28分04秒頃から2度)の意味をめぐる「壺のカット論争」がある。

-----

『秋刀魚の味』(さんまのあじ)小津監督、主演岩下志麻1962年と似ている。

このブログ 映画『秋刀魚の味」』 監督: 小津安二郎
2011年10月26日 | 映画

今のひとには感情移入は難しいと思うが、
まだ戦後を引きずっていたであろう当時の人にとってもどうだろうか。
映画で描かれている上流階級の人であっても庶民であっても、多くの人は多分そうだっただろうとおもう。

日本国外でも非常に高い評価を得ているというから、感情移入するというよりも、つまりなにか普遍的な要素がそこに描かれているということかもしれない。

父・周吉( 笠智衆)は東大教授だが、妻に先立たれていて娘の結婚で取り残され一人暮らしになる。不器用な手つき(けっこう上手だが)でリンゴの皮をむくシーンでドラマは終わる。

監督に言われるとおりに演じてきた笠智衆ですが、このシーンで監督にリンゴをむきながらここで泣くように言われますが、笠智衆は、それは私にはできない、と初めて断ったことを後に後悔しています。九州男児(熊本育ち明治37年生まれ)で、男は泣くもんじゃない、と言われて育った笠の意見は監督に受け入れられます。

終わりを予感させる静かな音楽が流れるなか笠が椅子に座り真剣な表情でリンゴの皮むきだすと、マイクは、さくさくというその音を鋭敏に拾い、次第に皮は長く下に垂れ、ぽとりと下に落ちます。息をのむほどのタイミングです。(落ちたのは偶然でない)。周吉はそこで手を止め、皮の切れ目にじっと目を止め、うなだれ、目を閉じ、また閉じ、そして皮むきを止め、さらにうつむいたたところで画面が浜辺の波にかわり、音楽が大きくなってエンドになります。確かに泣くよりも印象的な演技です。


晩春
Late Spring
Late Spring Japanese Poster.jpg

監督 小津安二郎
脚本 野田高梧
小津安二郎
原作 広津和郎
製作 山本武

出演者 原節子
笠智衆
月丘夢路
音楽 伊藤宣二
撮影 厚田雄春
編集 浜村義康
配給 松竹
公開  1949年9月13日
上映時間 108分