
午後1時50分、網走港から流氷船・オーロラ号で、オホーツク海に浮かぶ流氷の中を、航海する。
水平線の果てまでびっしとと流氷に閉ざされているが、昨日までは、西風が強く、沖の彼方まで撤退してしまっていたということで、今日のラッキーな航海が嬉しい。

傍で、よく見ると、みんな丸いお盆のような形をしている。ぶつかり合い削りあってこんな形になっていくのだろう。
もっと、さらに接岸して重なり合ったら、夜、流氷の泣く音がすると、小説に中で読んだが、そんな音を聴いてみたいなあと、ぷかぷか浮かぶ、流氷を、寒さも忘れて、1時間の航海中、ずっと飽きることなく眺めていた。