雪の朝

雨戸を開けると白い風景が飛び込んできた。
雪の予報は出ていたが、昨夜東の空に、午前１時ごろには、ぼんやりした月が、だいぶ欠けて見えていた。
この雪は、今朝方降ったのだろう。



表に回ってみた。
金剛山が、鉄塔の間から、雪化粧しているのが見える。
僅かな青空は、西からの雪雲に少しずつ覆われて行きそう。
今日一日、降ったり止んだりとなる模様だ。LRは、ポイントの故障で、動いていないとさっきテレビで言っていた。
あちこちで、雪による支障が出ているようだ。

我が家のパンジーも雪の中、寒そうで可哀想。
早朝に出勤した孫も息子も、帰ってこないところを見ると、道路は、通行出来たのだろう。圧雪して凍結しないうちに早めに、家を出たに違いない。こんな日が明日も続くという。明後日は、節分。春の足音ももうすぐなのだ。

行きたかった所・・・平凡だなぁ～～

「退職したら、きっと行こう」
そう思っていた所が５箇所ある。
季節では、
　冬→札幌雪祭り。平凡かなあ～～でも、あの大通り公園の雪像を直に見たかった。
　　　オホーツクの流氷。写真で見て、テレビで見て、やっぱりこの目で見たい。
　　　　　
　春→根尾の薄墨桜　教科書で子供たちと勉強してから、是非見たいと思った。

　初夏→尾瀬　　「夏の思い出」の歌に惹かれて、水芭蕉と逢いたいなぁ～～と

　夏→スイス　　　国語の教科書で、子供たちと学んでから、スイスアルプスを周遊
　　　　　　　　　　　　　　したい思いで・・・これは、順位１位であった。

これらの場所は在職中は絶対に休暇を取らなければいけない所だった。子供達を教室に残して、休暇をとって、旅行することなど決して出来なかった。年間２０日間の有給休暇があっても、それは、家族の病気か、自分の病気の時しか使わなかった。そんな時代だったし自分の中でも、そう決め込んでいた。

体力にゆとりのある元気な間にと、「行きたい所」の目的を全て果たした。
沢山の写真を、時々見ながら思い出に浸る時間を楽しんでいるし、いつかテラスで呟きたい。

(小人とユーカラ織のコースターは、雪祭りの時と流氷を見に行った時、それぞれ、添乗員さんから記念に頂いた物）