カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

和太鼓に魅せられて・神奈川馬匠コンサート

2006年10月16日 | ★ 日々の呟き



近鉄阿部野橋駅を出て、陸橋から,これから歩いて行く谷町筋を確認して階段を下りた。
天王寺公園に沿って歩く。
公園の中も日曜なので家族連れの人出が多い。
大阪の空もどこまでも高く真っ青で、気持ちがいい。
木陰で、将棋を指しているのが面白く暫く眺めていた。なんとなくのんびりしたいい風景だ。
谷町筋を左に入ると間もなく一心寺の前に出た。
時間があるので、境内に入った。
頭の上の大きい仁王さんが、工事中で、一体だけを写真に収めた。
シアターの入り口のベンチで、わくわくしながら開場を待った。



「colors」今回の神奈川馬匠さんのコンサートはこのような題名だった。
二部構成になっており二部が「colors」だ。
オフィスのある自然に囲まれた美しい山間の村の、四季を、空、若草、漆黒、深紅にイメージし、吟遊詩人の詩の朗読と和太鼓演奏が一体となった素晴らしい演出にすっかり魅了させられた。

リズムだけの和太鼓が、メロディーとなって流れ、詩の世界を表現する。
強い響きは体全体を音の中に惹き入れ、優しい微かなリズムは、心に語りかける。
そして、会場は和太鼓の大きな渦の中に巻き込まれていく。
長谷寺山門で聴いたときの感動が、度重なる毎に増幅されていく。


一部では、久保比呂詩さんの津軽三味線、「津軽よされ節・津軽あいや節」さらに、和太鼓と津軽三味線のセッションは、日本の伝統的な楽器が奏でる和の美に聴き入り、和太鼓とシンセサイダーという新しい分野にも今までにない新鮮さが加わっていた。
芸術の秋にふさわしい素晴らしいコンサートの夕べだった。

(シアター内での撮影は禁止されているので、ここに掲載したコンサート関係の写真は、チケット購入の時、送付されたパンフレットの中の写真を使わせていただいた。)

追記・9月14日の奈良新聞に、神奈川馬匠さんの記事が掲載されていましたので、ここにお借りしました。


コメント (6)
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