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カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

お昼はお寿司懐石で

2006年10月21日 | △ 旅 あれこれ ドライブ

友人と出かけたときの食事の場所は、駐車場がゆったりしていること。
時間をかけておしゃべりをしていても、気持ちよく過ごせる事。
(長居に、嫌な顔をされると二度と訪れる気になれない)
そんな我儘希望で見つけた、和食のレストランだった。
玄関の松明は、お水取りのかしら・・・さすが奈良市内。



ドアを開くと、白い玉石に蹲(つくばい)とイガに入った栗が季節気分のお出迎えがいい。
「うん、うん。ええなぁ」二人は顔を見合す。



椅子席の通路を隔てて目に入るのは、コスモスと葡萄のオブジェ。
すっかり落ち着いた気持ちに惹き入れていくのも、おもてなしなのである。
そのおもてなしに、十分満足だ。



さらに、頭の上には、和紙の提灯風の電灯。
何組かのお客さんがいるが、遅い昼食時間になったので静かだ。
お互い忙しくしていたので、溜まったおしゃべりが尽きない。



尽きないおしゃべりタイムは食事の間も続く。
最初、熱いお茶が料理の前に出たが、飲み干した頃には、ちゃんと急須に入ったお茶を持ってきてくれたのもなかなかのものだ。
「済みません、お茶下さい」なんて言わないでも、すっと出てくるタイミングのよさが嬉しい。
芸術作品を深く味わい、どこに行っても懐かしい学生時代が甦る奈良の地の、雰囲気のいい場所で食事をし、いい時間の中にいることをあらためて感じた日である。



コメント (10)
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