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カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

十三重石宝塔とコスモス

2006年10月02日 | ☆ ふるさと・大和


奈良般若寺を訪ねた。

関西花の寺の巡拝を始めてからここには毎年コスモスの頃に来ることにしている。

大好きなコスモスの一番似合うお寺である。

今日の主役はこの十三重石宝塔(重要文化財)である。
これは、仏舎利を祀る建物で、伽藍の中心である。
四方四仏に囲まれ、高さ14,2nの日本の代表的な石塔で、聖武天皇の創建と伝えられている。
現存のは1253年ごろに再建されたと案内に記載されている。




コスモスを裾に咲かせて秋の空にすっく立ち上がった石塔。
もっと低い位置から撮ればよかったなぁ・・・



シルエットになった塔に、白いコスモスは何を語りかけているのだろうか。



遠く若草山のなだらかな稜線をまるで足元に置くようにして、本堂の屋根と共にコスモスと遊ぶ石宝塔。



今度はピンクのコスモスを優しく登場させたかったが、一体ピンとはどこに行ったのだろう~~~
観光バス一台と同時になったので、そう広くない境内は人でごった返したような状態の中、シャッターも早く押さないと、通りかかって待ってくれる人に申し訳ない有様だった。



本堂真正面をバックにした石宝塔である。

高い秋の雲が澄み渡った空を流れる。

奈良北山の名刹般若寺は、飛鳥時代に開創されて以来、幾多の栄枯盛衰の繰り返しを乗り越え今日に至っている。

この美しい秋の一日、石宝塔を、コスモスの中で見ることを幸せとしみじみ思う。


コメント (12)
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