先週のことである。
洞川に「ごろごろ水」を汲みに行った。
友人と合わせて16ℓ入りの給水タンク6個に水を汲み終えて、簡易台車(1個しか積めない)に載せようとしていたら、この写真のお兄さん(私の年から言えば・・・)が、
「車、どこにあるんや。そこまで運んであげる。」
さっさと、両手に下げて車のところまで持って行ってくれた。
「トランク、開けて。積み込んでおくよ。」
言葉と行動が同時である。
自分のがまだ沢山汲まないといけないのに、奥さんに任せての、私たちへの親切な手助けに、感謝の気持ちでいっぱいだ。
こんな親切を、ここで受けたのは初めてだった。
みなそれぞれに、持ってきたタンクや、ペットボトルに汲むのが精一杯の中での気配りの温かさが、なんと有難かったこと。
たった1本だけ種類が違うのだろうかと思いながら~~~。
陽に透けた部分の朱色が美しかった。
紅葉は期待していなかったが、白雲木の花の後と、そこから少し山に登った所に無数にあったマムシソウが、もしや赤い実をつけてはいないかという期待があった。
しかしどちらも、見当たらないままに、先のほうだけ赤く染まった楓の何本かを見ることとなった。
あの日から、数日経っている。
今朝の冷え込みや、これからの山の冷え込みで、紅葉は進むだろう。
村の人の話では11月にはいると、一気に渓谷のもみじの色づきが良くなるとの事であった。