
庭に回ると、青空を背にした金木犀に金色の粒のような蕾が沢山付いている。
3日ぐらい前には、まだ緑色だった蕾が、こんなに一斉に黄色になっている。
今年は、遅いなぁ・・・それを見ながら思っていたのだった。
金木犀は、皆開花してしまうより、蕾の頃が一番香りを出すようだ。
「今年も咲きましたよう~~」
と1本の木から、花たちの蕾が香りという声を出している。
閉めていた縁側の窓を開け、部屋中に香りの取り込みをする。
洗濯物もこの香りをつけて取り込めそうだ。
金木犀の横にある梅の木の枝先に、赤とんぼが羽根やすめをしている。
さっきから、私が動いているのも知らん顔で止まっている。
トンボは香りが分かるのかしら。(3枚目の写真)
