二月の声を聞いた途端、寒波襲来の気象情報だ。
今日の最高気温は6度というから、かなりの寒さだ。
これで普通なのだろうが、余りにもここ2~3日暖かい日だったので、応えそうだ。
2月の節分の日の「節分万燈籠」と、8月の14・15日の「中元万燈籠」があり、
境内にある約3000基の全ての燈籠に火が灯される。
参道と境内、社殿全ての電灯の明かりが消された暗闇に、燈籠の蝋燭だけの明かりの中を、お参りする幽玄の世界を想像しながら、ゆっくりと境内を歩んだ。
父が存命だった頃、やや体の弱った父を労りながら、万灯篭の灯りの中、実家の家族とお参りした夜を思い出した。
父と春日大社に来た最後の思い出で、少し胸が熱くなる。
それ以来だから、もう何十年も春日大社万灯篭の夜のお参りから遠のいている。
準備中の記事しか書けなかったが、本番の夜を堪能させてもらえた。
ご覧いただいて、感動を共有されては如何でしょう。