「いーち、にーい、さーん、しーい。息を止めないで、ゆっくり。ニコニコ顔を忘れないで!」
若い講師の先生の透き通った声に合わせて踵を着けて、つま先を上げる。
これは、前日NHKのためしてガッテン、「むくみ」についての放映の中で、改善させる方法体操でやっていたのを思い出しながら、これも含めて、椅子に座ったままの健康体操の指導を受けた。
退職者の会の、今年度最後の行事、健康講座が昨日行われた。
寝たきりにならないための、健康つくりの体操の講師は、健康体操指導士、チェアエクササイズ認定インストラクターの方だった。
約2時間だったが、体も気分もほぐれた。
実行可能な運動だから継続することを自分に誓う。
引き続いて午後から理事会、来年度への準備がもう始まっている。
理事会の後は、広報係りの編集会。
ゲラ刷りの校正は、神経の使う作業だった。
この二つの会議の間中、朝習った踵付け足先上げの運動を、何度も繰り返した。
1日椅子に座った時間だったので、足のむくみが夕方ひどくならないか気になったが、この運動のお陰か、家に帰って足を見たら、そうむくんでいない。
編集会議が終わったら、夕暮れが迫ってきている。
朝の運動でほぐれた体だが、さすがに疲れた。
途中、この疲れを持ち帰らないために、
「少しの時間、お茶 して帰ろう」
という誘いに、ずいぶん久しぶりにケーキセットで、給油したような気持ちに切り替えることにした。