2月19日のことだった。
300m標識のある向こうの竹薮辺りで啼いているらしい。
おぼつかない啼き方だったのが、昨日は暖かいせいでもあろうが、「ホーホケキョ ケキョ ケキョ 」とはっきりと何度も耳に入った。
トリムコースではひたすら歩くことに専念するが、池の周りに行くと、何か発見はないかと。
あった、あった。
池を横切って泳ぐ2羽の鴨の跡白波が、池の面に二筋の線を描いている。
「跡白波」という言葉を水鳥の移動跡に使えるものなのかどうか分からないが、
琵琶湖で見たモーターボートの跡を思い出し、鴨の跡のくっきりとした池の面を見て、これも跡白波といえそうな気がした。
常時この4羽は仲良く遊んでいる広い池の住人(鳥)である。
時には、鵜が、2羽潜りっこしていることもあるがこの日は、鴨とアヒルだけだった。
アヒルも跡白波を残して行く。
暖かい昨日の上野運動公園の朝のひと時だった。