初午の日にこんなに暖かいのは初めてだ。
例年のように、明日香・岡寺へ友人とお参りした。
1年間玄関の入口の頭上で、我が家を守っていてくれた杉葉を納めてお参りをする。
お参りの後、三重宝塔のある小高い寺域に登る。
金剛、葛城、二上の山並みが青く澄んだ空に全容を現し美しい。
この三重宝塔に、「私の昨年来の宿題」があった。
風鐸ははっきりと下からでも見える。
その風鐸の内側に吊り下げられた線のようなもの、これこそが琴であることを確かめることが出来た。
真下から見ると表の部分には、飾りになる金属の素材のようなものに、飾りの彫りさえある。
琴線もきちんとあるではないか。
風鐸が琴と思っていたが、風鐸と琴とがこの小さい三重の宝塔の軒下を飾っていたのだ。
昨年は、UPした写真を見ながら、これが琴かしらと眺めていたのが、今日しっかりと琴であるのを確かめることが出来、感激した。