暖かくてあまりいいお天気なので、早昼を家で済ませて大阪城の梅林に出かけた。
梅の開花情報では五分咲きとのことであった。
梅林は梅の香りに満ちていた。
「あっ、まさしく鶯だぁ!」
何か、目の前の状況が信じられない思いだ。
周りからも、「鶯だ。鶯だ」との声がする。
家に帰って調べてみると、鶯の色は「赤茶色」と図鑑に出ていて、がっかりしたが一体この鳥は?「アオジ」というのが一番よく似ていた。
「緑色の綺麗な鳥」と記載されていたので、これかも知れない。
しかし「梅に鶯」のイメージはこんな色だから、私の見たこの瞬間はやはり一つの絵として最も梅に似つかわしいような気がした。
青い空に伸びる梅が空を掴んでいるようだ。
五分咲きといわれるだけあって、蕾がいっぱい付いている。
この蕾が皆開花したら、上の方からの眺めが、朧になってくるのだが・・・。
鶯よりかなり大きい。
大き過ぎて梅に似合わない。
やはり、梅には鶯だね。