
苔むした屋根のお茶所の跡のような休憩所が、山のかなり登った、たぶん峠のような所に突然現れた。
現れたという表現はおかしい。
もう何百年もこの峠を登ってきた人のお休みどころではなかったかと・・・。

山側の小高い所に、手水舎があったので、手を清め、口をすすいだ。
なんと冷たく気持ちのよい水でしょう。
山から湧き続ける水は、洞川のごろごろ水のような感じがした。

地蔵の水についての説明板

その山側の少し高い所に、祠のような感じの地蔵堂があり、お地蔵様がいらっしゃる。
鈴を鳴らしてお地蔵様の御真言を唱えお参りをする。

地蔵堂の説明板

鳥住山地蔵菩薩縁起というかなり古い手書きの説明板が傍にあった。
カーブカーブと山を巻くようにして登ってきたこの山は、鳥住山で、昔からの山上さん(大峯山)への街道であったことが分かった。
来たのが始めての峠は、山上街道の地蔵峠だったのだ。
今でもこの街道を通って大峯山へと登る修行をする人はいるのだろうかなど、感慨は無量である。