
ひっそりと山に咲く花に惹かれ癒される時もある


ヤブレガサ
山地の木陰から葉が出てくるとき、破れた傘のような形になるのが名の由来。
破れた形が見られるのは10日ほどだそうだから、ラッキーな時に出会えたといえよう。
その後は平らに葉をひらいてしまう。
葉は、ひろがると、かなり大きくなる。
きっと広がったのを見たら、ヤブレガサの葉だと、分からないと思う。





ミヤマカタバミ
平地の咲くカタバミは黄色とかピンクで花の大きさもミヤマカタバミよりももっと小さい。
ミヤマカタバミはあまりおなじみではないが、カタバミは、小さい頃から野原で遊んだ花だ。
ことに種になったとき、そっと指で触れると、中から種が飛び出してくるのが面白かったし、「スイスイ」という名で呼んでいた。
茎が酸っぱかったのかしら・・・口にしたことはなかったが、その頃子供たちはみんなそう呼んでいたのが懐かしい。
ミヤマカタバミにはそんな思いではないのは、身近になかったからだろう。





ヒトリシズカ
4枚の葉を突き抜けて、白いブラシ状のとても変わった花を、1本咲かせる。
名前は、源義経が好んだ「静御前(しずかごぜん)」が、一人で舞っている姿に見立てたことから名づけられたという、何と床しい花だろう。


キケマン
こんなコンクリートの要壁のちょっとした隙間から逞しく伸びて咲いている、キケマンに野草の根性のようなものを見た。
・花びらが互い違いになっている付き方をしている。
・「華鬘(けまん)」漢字ではこのように書く。
仏殿の垂れ下がった造花状の飾りのことで、花鳥や天女像をあしらったものが多い。
この花はどうやらその華鬘と似ているところから、名づけられたらしい。
今は植物の名前はカタカナで書くのが普通であるが、日本独特の漢字で書けば、そこから想像の世界が広がって面白い。



マムシソウだと思って撮ったが、図鑑で調べてみるとよく似たのが出てくる・出てくる!!
ユキモチソウ ムサシアブミ ウラシマソウ ミミガタテンナンショウ カラスビシャク
いずれもサトイモ科だから、親戚だよね。
あんたは上の名前の一体どれなの?

やっと広くなった道路に、八重の山吹が石垣いっぱいに咲き誇っていた。
