前日の最後の写真は、どうやら今日の記事に載せるものだったようだ。
信州方面へ行った日から、もう1週間過ぎてしまった。その間にも季節がどんどん進んで、私の住む町の最高気温が、28~29度というまるで真夏の暑さになっている。また平年の戻ると週間予報は伝えているが、旅の写真を見ながら、ここではどんななのだろうかと思いを巡らしている。木曽駒ケ岳の冠雪と、木曽駒高原の桜の開花で、高原の春を捉えた日・・・
手入れの行き届いた文化公園の庭園で暫く、自由な時間を持った。おもいおもいの場所を選んで、写真の人は三脚を広げたリ絵画の人は写生に取り掛かっていた。
「俳句の宿題があるんや。」と言っていた彼女は何処からか椅子を持ってきて、サクラの木の下で、句をひねっている。
歌碑があったので傍にいってみると、原田悠里さんの「木曽路の女」の歌詞とここに記念植樹した、サクラの木ほか何本かがあることが分かった。隣に道祖神かと思ったら、作詞作曲の方二人のマイクを持ったユーモラスな、胸像だった。
公園内をブラブラ散策していたら、水仙や山吹の早春の花たちとであった。
木曽義仲が兵馬の訓練に馬を馳せた地として知られる木曽駒高原。
その木曽駒高原にある公園は、東に木曽駒ヶ岳を仰ぎ、西に木曽御嶽山を望む雄大な自然の只中ある素晴らしい施設だが、この日は閉館日だったので施設の中には入らなかった。
それでも公園内の散策は、サクラを初め春の花によって、安らぎを与えてもらえた。
高速道路沿いの見事な桜並木が、延々と続き、白いりんごの花が、麓の斜面や、畑の美しい彩となるのを、今の時期の信州ならではの光景と、早朝出発の眠さも忘れてず~と、見続けていたものだった。
この日の宿泊は、黒姫高原ホテル。そこに着くまでに「妙高の森」の日帰り温泉に入って、1日の疲れを落としてきた。
温泉から外に出ると辺りには夕暮れが迫っていた。妙高と黒姫の山容は黒いシルエットのようだったが、道路に沿った湿原には、水芭蕉の白さが浮き上がって可憐に見えた。