毎朝、アクセス解析を見たら、このところ昨年の鹿華苑のページへのアクセスが多く続いている。私にとっても気になるお花のお宝の山である。
信州の旅紀行を連載している時、友人を誘ってその気になっている桜井市鹿路の、鹿華苑を訪ねた。今年になってから春先に一度来たのだが、まだお花も少なく、足元には至る所に九輪草の幼い葉っぱが沢山伸び上がってきて、踏みつけないようにずいぶん気をつけながら、宝の花園を歩いた。
その九輪草がきっと開花の季節を迎えているに違いないと、期待にわくわくしながら鹿路の地を訪ねた。
花園に続く坂道では、オーナーの奥田さんが丹精込めてお世話されているツツジの花が、賑やかに迎えてくれた。
・春から初夏まで湿地で咲く。・ピンクまたは白色の花が段々に 輪生(りんせい)し、茎を伸ばしながら下から段になって次々と咲く。
輪生する花の、 幾段にもなった様子が、お寺の五重塔などの頂上にある柱の飾り 「九輪」のようなのでこの名になった。
・「九輪草 四五輪草で 仕舞けり」 小林一茶 九輪草について「季節の花300」に記載されている一部です。
これは山の中で見つけた。名札がなかったが多分「マムシソウ」だろう。しかし季節の花300を調べてみると、これによく似た花が、つぎのようにある。 『雪餅草 武蔵鐙 浦島草 耳型天南星 カラスビシャク』 花の名前は難しい。
マムシソウについては、・花は5月頃に咲く。この花のまだら模様がマムシに 似ているところからの名前。・実(み)はつぶつぶで、おもしろい形になる。 このように記載されている。
これは珍しい花を見ることができた。山野草ばかりを掲載している、サイトのブログ友さんの画像では見たことがあるが、実際の花を見たのはこれが初めてで、大感激だ。
クマガイソウ・春に開花。竹薮の中で生えることが多い。・栽培のやや難しい種類とされている。・花の大きさは8cmくらいあり、日本の野生ランの中では一番大きいとされている。
・葉が傘のようでユニーク。・花のすぐ上の3枚の葉っぱのような部分が、うす緑色のものと白いものとがある。
・うす茶色の花の袋状のところを、熊谷直実(くまがいなおざね) が背負った「母衣(ほろ)」に見立てた。
名札をつけてくださっていたのでよく分かったし、帰って調べてみると、命名のよる所がなかなか面白い。
百花繚乱のようにもっと多くの花との出会いがあったし、カメラにもいただいてきたが、今夜はこれだけ特に印象的だったお花をUPしておこう。
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