これは昨夕の日没後の茜空である。雲ひとつなく綺麗で家屋や山がシルエットのように見え始めていた。
何気なくカメラを持っての道を歩いていた時に出会った、近所の風景である。
家に引き返そうと回れ右をしたとき、目に入ったのが、満月のように真ん丸い黄色く輝く月だった。満月だと思っていたが、月齢暦を見たら14日の月だった。 誰かの文に、15日より美しい14日の月というのがあって、それを思い出しながら、もし明日お月様が出なかったら14日の月をUPしようと考えていた。
家の前の田圃が耕作放棄田として、このように菖蒲のような背の高い葉っぱが、伸び放題に伸びている間から真ん丸い14日の月を覗いて見た。こんな葉っぱでも月と一緒だと生きているんだよと葉っぱが主張しているようで面白い。
その葉のひとかたまりが、わずかに残った明かりの中にカメラに入った。
そして、今日25日土曜日は夕方から雲が出て、空一面を覆ってしまった。夕焼けも勿論見られない。そこで出番となったのが、満月と間違った昨日の月だった。削除しなくてよかったなぁ。何にもない田舎の夕方の呟きである。先ほど外を見ると、本当の満月が、ぼんやりと遠慮がちに空に浮かんでいた。
25日満月 空が黒いと月が白くなってしまう。やはり夕方の月は綺麗なんだけどなぁ。
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