長岳寺大門
824年創建の古い歴史を持つお寺である。弘法大師が大和神社の神宮寺として創建。以前大和神社へお参りしたときには、長岳寺のことよりも、戦艦大和との繫がりに興味をもったのを思い出す。
大門の前に注連縄が張ってあるのは、大和神社の神宮寺であったことと、関係があるのだろうか。
大門を潜ると、両側に平戸ツツジの生垣が美しく続く。
生垣を突き当たって左に折れると、白壁の築地塀と生垣の間の参道を歩む。
ツツジの参道を更に進むと、石段の上に美しい楼門が見えてくる。この楼門はわが国最古の鐘楼門で、青葉若葉に包まれ、平戸ツツジを袴のようにして、千百有余年を経ても美しい佇まいで、参詣者を迎えてくれる。
ご本尊、阿弥陀如来、両脇侍の観音菩薩像と勢至菩薩の三尊が祀られている本堂にお参りして広い境内を散策し沢山の石仏、石像に手を合わせる。
関西花の寺十九番霊場といて四季折々の花を楽しませてくれる。今はツツジが満開だが、この後放生池にはカキツバタが紫の美しい花影を映す。夏には紫陽花、酔芙蓉、秋のもみじ、冬のヤブツバキと、華やかではないが、落ち着いた彩りの境内である。 ( 2013・05・01撮影)
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