板張りと白漆喰の純然とした日本建築の塀を背にして読書する緒方洪庵の銅像に出会いました。
信号待ちの前の建物も1、2階部分が由緒ある建物です。特に2階の窓の装飾が面白くゆっくり見たかったのですが、信号が変わってビルの名前も聞いたのに記憶しないまま行き過ぎてしまいました。
塀の美しさに惹かれてはいっていきました。横から見た銅像が、正面に回ると上の画像の緒方洪庵です。
洪庵(1810~1863)は岡山の人で17歳で来阪、中天游に学びました。
天保9年(1838)洋学を志す者のために、自宅に塾を開きました。1階の奥が洪庵の家族の住居で、2階は塾生が起居していたそうです。そのなかから、大村益次郎・橋本左内・福沢諭吉・長与専斎らを輩出しています。、また洪庵は、大坂で最初の種痘を実施するなど医学者としても活躍しました。日本史で学んだり、読書をした時の頭に片隅にあった、偉大な人の起居した建物が今目の前にあることも感動です。
稲葉医院 船場の商家のたたずまいを残す建物で診療を続けています。この稲葉医院もこの近くで見かけた建物でした。
歩道に埋め込まれた通りと筋の案内板です。明日はこの幼稚園についての記事にします。
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