立春の朝
東の空の太陽がまばゆいくらいです。ずっと雲の中にあった高見山が、今朝は姿を現して、暦の上の春とはいえ、この日なればこその「春」を嬉しく思いました。
南にカメラを向けると西吉野の山々が、霞に包まれたような感じで、ここでも「立春」を感じることができます。
明日からまた雪の降るような予報が出ていますが、せめて立春の今日が、こんなにいいお天気の朝の幕開けであったことに、なんとなく気分が高揚します。
昨日の節分祭が執り行われた、菩提寺・金剛寺さんの檀徒のお世話をしてくださっているKさんが「星供守護」のお札を持って来て下さいました。その時に、庫裡の屋根の葺き替え工事が始まっていることをお聞きしました。何年か前に美山の茅葺の里へ行った時、偶然1軒の家の茅葺作業を観る機会がありました。
この地方では、なかなか見ることのない葺き替え作業の見学を、配信お知らせを頂いておりましたので、温かく晴れ上がった好日を機に、家事を済ませてから早速お寺に行きました。
駐車場からの庫裡の見える光景です。
青いシートの部分が今回、葦を葺き替える部分です。
私が行った時刻は10時少し過ぎでしたので、作業をしている人の休憩時で、残念ながら作業をしている場面を見ることができませんでした。
この萱は屋根から降ろした古い萱だそうです。新しく吹き替える萱はどこから運ばれてくるのかと、お茶休憩の方に尋ねましたら琵琶湖の方にお願いしていたのが、高齢でその任に当たれなかったため、東北の方から刈り取った葦を運んで来るのだと教えてくれました。
このように足場を組んだ庫裡の屋根に上って、実際作業をしているのを見ることができたら、本当に良かったのになぁと今ブログUPしながら思っています。