公園館前の「やまと花ごよみ2015」の植え込み表示に、何の花も植えてない時に訪れたのは初めてだった。
今日のブログのテーマは「華やいで」となっているのに、こんな花や木のない画像をトップに持ってきたのでは、中身が危ぶまれそうである。
2~3日青空から見放されたようなお天気だったのが、この日(11月20日)は素晴らしい秋晴れとなた。
私と友人のKちゃんが、どこかへ掛ける時にはきっとお天気が味方をしてくれる 。
花の道に歩き始めた時、目の前の道路が綺麗な落ち葉道になっていた。
ケヤキの葉が敷き詰められたような植え込みもある。
靴の裏でサクサクと踏む落ち葉の感覚が、とても気持ち良い。
ダリアの広場はもう花がないだろうと思っていたら、この大きい赤いダリアが、すべて切りとられてしまった花の最後の代表者のように、高く大きく赤々と咲いている。
画像をクリックして大きな花をご覧ください。
ここには大きな花が、「私の出番はまだあるよ。」といったように華やいでいる。
さらに赤いダリアの近くに、薄紫の皇帝ダリアが、見事に咲き誇っている。
これこそ今の時期の「馬見丘陵公園の華やぎ」の代表的存在である。
皇帝ダリアは青空によく映える。
車で走っていると、住宅の塀の中から背伸びをするように、咲いているのをよく見かけるが、この広い公園の皇帝ダリアは居場所を得たように実に伸び伸びと、ダリア園のあちこちで、にこやかに華やいで咲いている。
木立のダリアだけれど、花は上に伸びた沢山の枝のそれぞれに咲くので、支えがないとどちらかに傾きそうである。
こんなに密生して咲くのだから、しゃんとしているのはずいぶん我慢づよう幹なのだと、支柱のない花に声掛けしてやりたくなる。
冬枯れの公園になる前の、小春日和の公園散歩は、散策する人が沢山いるし、ウォーキングやジョギングの人も多い。
広々とした公園を、花を楽しみ、鳥の囀りに耳を傾け、気がかりなことはすべて美しい自然の中に吸収してもらって、
「今」を大切に毎日過ごしていきたいことをあれこれ語り合いながらの4回目の成人式を迎えるような意気込みの、おばさん(ばあさんとは思わない)二人も、公園の華やぎの点景である。