下市町の広橋梅林は、奈良県の梅林・月ヶ瀬・賀名生・広橋と3大梅林に数えられています。
広橋峠の北側斜面、約25ヘクタールにわたって約5,000本の梅が植栽されています。
トンネルを越えて旧道から広橋に入って行きました。
まず目に入ったのは紅梅の開花した美しい枝ぶりです。
白梅の開花はまだで、あまり目立ちません。
ピンクの花が谷へ向けて枝を伸ばしています。
薄いピンクの枝垂れ梅が農家の庭先近くに満開近くになっています。
広橋梅林の旗が少し強い風にはためいていました。
この辺りの花はまだ3分咲きくらいでしょう。
紅梅の花が赤いカーテンのように重なって咲いています。
そのずっと後ろの方の、薄い色の山は金剛山で、右の方の山は葛城山です。
曇っていたのが残念ですが、とにかく紅梅の満開に出会えたことは、今日の観梅は良しとしましょう。
紅梅の並木のようで、これ以上上の方に行くのには膝が悲鳴を上げそうなので、この辺りから引き返しました。
紅梅でも濃いものあり、薄いものあり、それが美しく混じっています。
旧国道の見える所まで下りてきました。
道路の向こうは広橋峠の頂上で、統合になるまではこの建物は広橋小学校でした。
二宮金次郎さんの像が校舎の前にありました。
昔は、どこの小学校にもあったものだと、懐かしく思い乍ら、山をくだりました。
梅林全体の満開は3月に入ってからになるでしょうね。