今は桜の時期です。有名な桜の名所だけでなく、町並みをはずれた農道や、山道の旧道に沿った新しい道路沿いにも、
「ここにこんなに桜の並木があったのかしら。」
「太く分かれた木の幹が過ぎてきた年月の長さを語っているよう。」
そんなことを思いながら、河内から大和への峠を越えてきました。
桜並木のトンネルを潜って少し道幅の広くなっている所に、少しの間停車しては、撮り撮りドライブでした。
峠の頂上辺りの視界の広がった場所には、ゆっくり駐車できる自然の駐車場もあります。
眼下に広がる街を桜の花を通して眺めていると、どこでもお花見、どこでも春爛漫のこの時期を
過ごせたことが、とても大切な時間だったのだとつくづく思うのでした。
いつか車で走れなくなる時が来るでしょうが、その日までもう少し、身近な自然の風景を味わうことのできる今を、感謝して過ごしたいと思います。