明日香路の桜も終わりました。
終わりの1番美しい時の橘寺へお詣りしました。
それは境内一杯に敷き詰められた、まっさらな花筵を風が贈ってくれたような朝でした。
名残の花が西門の前にアーチを作って迎えてくれたのが、最後の桜だったことでしょう。
境内を歩む時は全くこの句の心地です。
まだ誰も踏みしめてないのでしょうか。
いえいえ誰かが通ってもその足跡を次々と、散り来る花弁が覆っていくのです。
境内の隅々まで淡いピンクの優しい彩が、ファインダーを覗く私まで、優しい気持ちにしてくれます。
風のいたずらか、雨水が運んできたのか、砂利の上に花だまりを作っています。
みんな みんな 見事な花筵です。
桜は、咲くのを待つのはわくわく気分ですし、花の盛りはもっと気分が高揚します。
散る時は美しい花吹雪に、お花見の時に歓声を上げそっと掌に載せ、友達の髪の毛の花弁は、そのままつけて帰りなさいと促しています。
太子の愛馬の周りも、淡い色に染められたようです。
往生院では、水彩画展を開いていました。
橘寺スケッチ「四季を描く」素晴らしい作品の数々に感動を頂きました。
酔芙蓉の頃にお詣りした風景が、御住職の作品にちょっぴり嬉しくなりました。
作品展は14日までです。