10日前の4月2日に撮影した画像です。
今年最初の「ごろごろ水」採取に行った日のことです。
随分日は経ってしまったので、止めておこうかどうかと、迷ったのですが、この1本枝垂れの開花の時に、出会えたことが10年以上洞川に行っていますのに、初めてでしたのでやはりたった1本懸命に咲いている姿は、私にとって貴重な1枚となりました。
季節が進んで、葉桜の頃になりますと、繁った葉と周りの緑と融け合って、1本桜の存在感がなくなって、急カーブになっているこの木の下を、アクセルを踏みながら通り抜けてしまいます。
この桜の木が気になるのは、葉をすっかり落とし、周りの木々も秋色に変わった時のことです。
裸木になって、細い枝が四方に垂れ下がった姿が、山の頂上で次の季節を待っているような、準備の段階にあることの
存在感を強くして、峠を登って来る車の前に「いらっしゃい」の呼びかけをしてくれるように見えてきます。
1本桜の開花と初対面をして、登って来た洞川は、春浅い大気の中にありました。
採水場の端の方にある桜の木は、堅い蕾です。
ごろごろ水を9個のタンクに入れて洞川から、天川まで下ってきて、昼食をしたかどやさんの表の温度計は16度を示していました。
ちなみにその日の我が家の部屋の温度計は20度でした。
食事の後お店の下を流れる山上川をみますと、魚釣りが解禁になったらしく、釣り人がアマゴ釣りに励んでいるのが見えました。
川の水の冷たさなんかへっちゃらなのでしょうね。
ゴム長の釣ズボンを履いていても、水温の低さは伝わってくるのじゃないかと思いますが・・・