柔らかい葉と一緒にそっと開花する山桜は、華やかさはないけれど、可憐で慎ましやかな山桜。
西行法師が最も愛おしんだ桜と言われています。
弘川寺の本堂裏から、西行堂まで登り、更にその上から山桜を愛でながら歩く散策路「西行桜山周遊路」を何度か春に歩いたことがあります。
今は膝を痛めていますので、山歩きはできず、その散策道を遠望で撮りました。
駐車場から見上げた「隅屋桜」
この日は見頃でした。
梵鐘と隅屋桜
弘川城主の不運な歴史を留める「すやざくら」は親桜の命を繋いで、今も春には花を咲かせ、寂しげに哀しげに訪れる人に何か語るようです。
境内に桜博士笹部新太郎氏の「笹部桜」の立札がありました。以前来た時に気が付かなかったのかもしれないのですが、
笹部桜について調べて見ますと、花の色はピンク系だと書いてありました。
でもこの桜は、白っぽく大島桜のように少し淡い緑がかったお花でした。
こうして離れて見ますと、やはりピンクがかって見えますね。
駐車場から見た弘川寺門前の山にさく山桜です。