カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

栄山寺の春

2021年04月06日 | 我が町

 

新しい山門が出来ていました。

正門は昔からの古い門で、音無川に面して建つ趣のある門ですが、開かずの門となっています。

受付から見ると、国宝の梵鐘のある鐘楼と新しい門が並んで見えます。

手前には満開のヤマブキとシモクレンが、迎えてくれます。

誰もいない静かな境内が、落ち着いた気持ちにさせてくれます。

残りに桜が、花吹雪となって、降りかかるのが嬉しくて、暫く立ち尽くしていました。

1本の馬酔木の木の花がびっしりと咲いて重いくらいに、枝に下がっています。

この時期に栄山寺に来ることが無かったので、驚きました。

桜だけでなく散り椿も、小さな池の面を覆っています。

楓の若葉が桜にとって代わろうとする、季節の変わり目がいい感じで好きです。

寺の創建は719年藤原南家初代武智麻呂です。

本堂前の石灯籠は重要文化財に指定されていて、栄山寺形と言われています。

国宝八角円堂

藤原仲麻呂が、父母追善供養のために、天平宝字年間に建立したと伝えられています。

八角円堂の周りには、名残の桜が時々吹いてくる風に、舞い乍ら境内に白い花を咲かせています。

 

 

 

 

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2 コメント

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Unknown (とんとん・とん)
2021-04-07 09:53:26
「国宝栄山寺・八角円堂」以前に行ったことがあります
こんなにたくさん花が咲いているなんて知らなかったです
いつもブログを拝見して楽しんでいます、ありがとうございました
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とんとん・とんさんへ (anikobe)
2021-04-07 15:25:22
法隆寺の、夢殿と全く同じです。
長年、この地でもっと大切にされていれば、きっと国宝の値打ちとしての歴史的なことが、有名になっていたことでしょう。
紅葉の頃と、ヤマブキの頃には多くの人が訪れられるようです。
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