菜の花と水仙と梅を思いっきり楽しんで、この公園を出ようとした時、「この向こうに日本庭園があります。」という案内板を見ました。
もう一つ楽しい場所が見られると嬉しくなって案内に従って足を運びました。
今までの広い面積の彩と違って、大きな岩と石形よく選定された樹木、それはスケールの大きい日本庭園でした。
ここにも今の季節の花形の、枝垂れ梅の白やピンクが大きな岩とマッチして、いい感じで見ることができましたしほっこりした安らぎを与えてくれました。
「俊乗坊重源・石座像」はこの奥ですの案内板に、あの奈良の東大寺を再建するために、全国行脚をして浄財の旅をした偉大な僧の名をここで見たことに大きな驚きを持ちました。
日本庭園から下に広がる空間の向こうに、木の間の隙間から美しい水をたたえた池が見えてきました。
「谷山池」です。説明文を読んで、東大寺再建をした高僧がここに祀られていました。村人が生きていくための水田の源の池をこの地に造ったとのことでした。多分当時の人によって、感謝の気持ちの像の建立だったのでしょう。
この池によって豊かな水田を耕し続けられたことはすごいことだと、ため池造りのために奔走したことと、戦火に焼かれた東大寺再建に全国行脚をして浄財集めをしたここと重ね合わせて、ここにこの日訪れたことは、大仏様のある大和との不思議なご縁を感じました。
もうネコヤナギもこんなに膨らんでいます。
迎春花がもうこんなに星のような可愛い花を沢山つけています。
牡丹の花芽も「「温かい春よ来い♪」と言っているように見えます。
いささかピンボケしましたが、木瓜の蕾もすぐ開きそうです。
途中で寒い日の記事を入れましたが、リサイクル公園を探訪したシリーズはこれでお終いにします。
今度はまた季節が巡りバトンタッチしたい花の頃に、元気だったらぜひ来てみたいと思っています。
東大寺を再建した偉いお坊さんであることは知っていましたが、思いもしないところに立ち寄っていたのですね。
偉大なお坊さんだったのですね。
その池の見下ろせる位置の公園の中に像を移した、公園の経営者も英断だったと思いました。