Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

目覚めても覚えている夢

2008年10月11日 | 雑文
目覚めても覚えている夢を見た。こんなことは滅多にない。

場面は2つ。

1つは、黄色いフォルクスワーゲンが空を飛んでいる。

車体の黄色の色合いは、リシリヒナゲシのように淡くはなく、ちょうど香川の金比羅さんで見た「しあわせさん。こんぴらさん。」のポスターのような黄色。
地上での滑走がなく、空中に滑走路があるかのように飛び上がって走っていき、しばらくしてから地上に戻ってくる。
それを何度も繰り返す。
その後の展開はない。

もう1つは、どこかの国の空港で、白い犬が白虎に羽交い締めにされている。

その犬は以前飼っていたリュウくん。
助けたい私は、虎の腕をなんとかリュウくんからはずそうとするが、はずせない。
売店のおにいさんによれば、「あの虎は人間を襲いはしない。」と言う。まさにその通りで、私には全然興味を示さない。
さらにおにいさんは「あの虎にとって、あの犬は食べるのにちょうどいいサイズ。」と言う。

その後どのように展開したのかわからないのだが、私は生きているリュウくんをしっかりと抱きしめている。
そのリュウくんを抱きしめている感覚や温もりが妙にリアルで、いつまでもそのまま留まっていたいような感じで目覚めた。幸せの重みが余韻として残っていた。

この2つの夢はどういう意味だろう。
車に関しては、最近複数の知人がトラブルに遭っている。それが私の心に深く刻まれていたのか‥。それとも雑誌のラジコンカーの広告記事を見たためか‥。
虎に関しては、タイガースがセリーグ優勝を逃したことが印象的だったのか‥。
リュウくんの重さと温かさと愛おしさとありがたさと申し訳なさ、どれも消え失せることはない。夢でも逢えてよかったと思える。


そういえば、夢でもいいから逢いたいなと思っている人は他にもたくさんいるんだけれど、なかなか現れてはくれない‥。

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危険はどこにでも

2008年10月11日 | 雑文
随分前のことになるが、スーパーの下りエスカレーターにのった時の出来事。

私は5階から4階に向かう下りのエスカレーターにのり、4階のフロアに到着した。
その数秒後、後方で「あっ!」という声がしたので、私は振り返った。

声の主は少年だった。
少年の運動靴の紐が長かったのであろう、エスカレーターの一番下の隙間に入り込んで、紐の端が抜けなくなっていた。




少年は紐を引っこ抜こうとしている様子。

しかし、どう見てもその少年の力よりも、隙間に巻き込もうとするエスカレーターの力の方が大きいというのは歴然。

「緊急停止ボタンはどこにあるの??」と言って、ボタンを探す私。しかし、どこにあるのか‥。

「あ、これだ!」と若い男性が見つけ、すぐに押した。

大きなブザー音が鳴り、エスカレーターが停止した。
上から降りようとしていた女性は突然止まったエスカレーターに驚いていた。
彼女は冷静だったからよかったが、これも結構危ないことなのかもしれない。突然止まると、下手したら落ちることだってあり得そう。彼女が怪我をするのもしないのも紙一重。


靴の紐が巻き込まれた時、少年は紐を引っこ抜こうとするのではなく、靴を脱ぐべきだっただろう。
指が無事でよかった。怪我をするのもしないのも紙一重。

靴の紐が巻き込まれたときにエスカレーターが空いていたからよかったが、これがラッシュ時のエスカレーターなら、将棋倒しが起こっているはず。大惨事になるかどうかも紙一重。


いつどんな災難が待ち受けているかわかったものじゃない!
すべてのことは運命だとわかっているが、運の強さと弱さの間で、常に紙一重の状態で人は生きている。
人間生きていくうえで、一番必要なものは、「今、何をするのが最善か…」を冷静に考える力だとつくづく思った出来事であった。


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