Remembrance 2006/09/06-2020/06/08  2020/07/01-

   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

和の心 仏像コレクション2

2011年12月03日 | 遊び・おもちゃ
奈良で、またまた仏像のフィギュアのガチャガチャ「和の心 仏像コレクション2」に300円を投資しました。

5個目です。

今まで出てきたのは、広目天と観音さまと阿修羅と弥勒菩薩さま。

さて、今回は何が出てくるかなぁ…と回してみると、「迦楼羅(カルラ)像」でした。

  



伽流羅(かるら)像は、興福寺のものではなく、京都の三十三間堂のもののようでした。


 「三十三間堂の迦楼羅像」blueasuraさんのブログより

 迦楼羅(カルラ)。迦楼羅天、迦楼羅王、とも呼ばれます。奈良・興福寺の八部衆のうちの一人です。阿修羅の仲間です。身体は人間で頭は鳥の顔をしています。鎧を着て肩にスカーフのような布を巻いています。インド神話の巨鳥ガルーダが仏法守護の八部衆の一尊となりました。迦楼羅王は煩悩や悪を食べる霊鳥として信仰されています。
 京都・蓮華王院(三十三間堂)の千体千手観音を守る二十八部衆の中にも迦楼羅や阿修羅がいます。三十三間堂の迦楼羅王は背中に羽を持ち、横笛を吹いています。迦楼羅王は鳥頭人身で、二臂〈手)でなく四臂〈手)の姿もあるらしいです。
 人間はなぜ仏像に、このような異形の姿かたちを求めて来たのでしょうか。十一面や千手の変化観音といい、明王や天の仏たちとなると、さらに異様さを増してきます。空間的に、そして楽器を持たせて、時間的にも表現されようとしています。さらに変化するとなると、どのような仏像になるのでしょうか。この迦楼羅のような姿が信仰の対象として美的な仏像としての、人間の想像した仏像の究極の姿だと思われてしまいます。これ以上変化してしまいますと、怪物、化け物になってしまうと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする