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   ある日のできごと、心の呟き、よしなしごとetc

クッキーのレシピ

2014年02月25日 | 雑文
先日、大学時代の友人が訪ねてきてくれました。

大学時代に一番親しかった、一番お世話になった友人です。



大学を卒業して三十余年。その間に会ったのは5回ぐらいでしょうか。

久しぶりの再会でした。



我が家にやってきた友人は、蒲鉾や外郎などの名産品とともに、「母のレシピで作ったの」とクッキーを手渡してくれました。

                    

日々仕事で忙しい中、私のためにわざわざクッキーを焼いてくれたことに先ず感激しました。



友人のお母さんとは、学生時代に、友人の実家で出会ったことがあります。

とても上品な、美しいお母さんでした。

娘(私の友人)のことをいつも「〇〇子さん」と呼んでいたのが印象的でした。

20年近く前、62歳くらいで亡くなられたと聞いていました。



友人が帰った夜に食べた、お母さんのレシピのクッキーは、程よい甘さとサクサク感で、私を幸せにしてくれました。


この世に存在しなくなっても、人の心に生き続けるものがある…。

蘇るものがある…。





友人の話によると、30年ほど前、友人のお母さんは、結婚する娘のためにブーケを作ってくれたそうです。

友人が披露宴で手にしていたのがそのブーケだったのですね。

なんと、今年の1月、そのブーケを友人の娘さんが結婚するときに手に持ったそうです。




孫の結婚をブーケで祝福…。

この世に存在しなくなっても、人の心に生き続けるものがある…。

蘇るものがある…。







「〇〇(友人のニックネーム)は、本当に変わらないなぁ」

以前のまま、包み込むような穏やかさ。

出会えてよかった!!

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